世にも不思議なことば、「読めないネーミング」
10年ほど前から、意味も音もない文字だけのネ-ミングが見られるようになりました。
この種のネーミングを、社名や商品名を考えるときどのように評価したらよいのでしょうか。
「意味も音もないネーミング」とは、意味が不明なばかりか、読みかたもわからない、次のようなことばです。
CHUね・ン?
L←→R
B☆KOOL
THE虎舞竜
L´Arc~en ~Ciel
NAiyMA ・・・
関係者たちの間では、それなりの意味も読みもあるのでしょうが、一般の人には困ったネ-ミングというほかありません。
人名や商品名は、音声という生理的なものを介することで人との結びつきが生まれますから、音声化のできないことばに親近感を感じさせることは無理なのです。
ボ-カル・グル-プの『SMAP』や『シャ乱Q』は意味は不明でも、明白な読みがありますし、読みがあるから音の生み出すイメージがあります。これらの語が持つイメージは「耀く(かがやく)ような若さと溌剌さ、」といったものですが、そんなイメージとこれらグル-プの持つイメ-ジがマッチするため、ネーミングとして立派な成果をあげているのです。
この種のネ-ミングは、ミュ-ジック・グル-プや繁華街のバーの名前がほとんどのようですが、広く大衆を相手とする商品名などに用いるのはたいへん危険なことだといえましょう。