Q&A
Q.
音相分析表の表情語に「つらい、苦しい、汚い、悲しい」などネガティブな意味のことばが入っていないのはなぜですか。(奈良市MAT)
A.
ことばが作るイメージ(表情)には、「明るい」と「暗い」のように、ポジティブ(肯定またはプラス)な方向と、ネガティブ(否定またはマイナス)なものがありますが、次の2つの理由から、表情語にはポジティヴなことばだけを使うことにしています。
1、 ポジティヴとネガティヴをどこで区別するかの線引きは状況によって変わりますし、見方
を変えればどちらにもなる場合が少なくないこと。
2、 表情語の中にネガティブな意味を持つ語が入ると、その語のインパクトの強さに囚われ
てことば全体のイメージ把握に偏りが生まれる恐れがあること。
たとえば人の名前を分析した表情語の中に「暗い」という語があると、その語から受けたショックによって、全体のイメージ把握に狂いが生じる場合があるからです。この傾向はネーミングや一般のことばの場合にもよくも見られます。