Q&A 音とイメージの関係はどのようにして捉えたか。
A.
音とイメージの関係を捉えるには、「ことばに表情を作る音の単位とは何か」と、「ことばが作るイメージ(表情)とは何か」の2つを明らかにしなければなりません。
調査した結果、表情を作る音の単位には、多拍、少拍、無声化母音、逆接拍、順接拍、濁音…など40種があることがわかり、それらを「音相基」と名づけました。
また、表情とはどういうものかを調べるため、国語辞典から「感情」の含まれ ている語1300語を取り出して、感情の傾向を分類整理した結果、20の表情語を得ることができました。
これらの関係を種々の角度から分析した結果、多くの公式が得られましたが、それらの公式を組み合わせるなどしてことばの表情を実態的に明らかにしたのが音相分析法です。
これらはすべて数値によって表しますが、その数値がどんな根拠で得られたのか、公式の種類や、計算式の内容などを説明するのは、この欄ではとても無理なので省略しました。詳細については参考図書「日本語の音相」をご参照ください。
(木通)