名前が作る人の性格
小説家は作中人物の名前探しに意外な苦労をするようです。
平凡な名前は印象が弱く、スマート過ぎるとキザになるとか、名づけを間違えたため性格の違う人物になってしまったなどという話しもよく聞くところです。
このことは、人の名が性格や生きざまなどと深くかかわっていることを意味します。
たしかに明るい響きの名前には明るい性格の人が多く、派手なイメージを持つ人にはどこかにそんな一面が見られますが、それは心理学的にも十分説明できることなのです。
ポピュラー音楽ばかりを聞いて育った子とクラシック音楽の中で育った子は性格に違いがでるという実験結果もあるようですが、名前の音の場合でも「ミサキ、ミサキ」と同じ音で朝晩呼ばれ、ミサキと自分とを一体のものと意識してゆくうち、「ミサキ」という音が持つ表情がその子の表情となり、雰囲気となり、やがてそれが性格の中へと入ってゆくのです。
人の性格は、その後の環境や経験の違いなどで種々のものを付加してゆきますが、幼少時に身につけたものは基調的な性格としてほとんど定着してゆきます。
このような現象を昔の人は「名は体を表す」といいましたが、身近なところでも名前が体(実体)を表し、実体が名前を表している人の例は数多くみられます。
次に、誰もがご存知の、4人の姓名を音相分析してみました。