「表情」はどんな方法で捉えたか
ことばの「表情」を分解してゆくと、究極的に次ぎの5つのものに集約されます。
陽・・・・・・・(明るい…プラスの表情…+B)
陰・・・・・・・(暗い…マイナスの表情…-B)
陽、陰ゼロ・・・(どちらでもない表情…B0.0)
強い・・・・・・(強さがある…H0.1以上)
弱い・・・・・・(強さがない…H0.0)
(注、BはBlightness、HはHardnessの略)
これらを組み合わせると、ことばが作る表情には次の6種類があるのがわかります。
1.明るく強い表情・・・・・・・・・(+BとH0.1以上)
2.明いが弱い表情・・・・・・・・・(+BとH0.0)
3.暗いが強い表情・・・・・・・・・(-BとH0.1以上)
4.暗く弱い表情・・・・・・・・・・(-BとH0.0)
5.明るくも暗くもないが強い表情・・(B0.0とH0.1以上)
6.明るくも暗くもなく弱い表情・・・(B0.0とH0.0)
次にことばの表情を捉えるため、国語辞典から感情の入ったことば(1289語)を取り出して、感情の内容にしたがって上の6種に分類し、それぞれの中にどんな音素が多用されているかを調べました。
それを元にことばの表情を作る40種の音相基を捉え、ことばの中に含まれている音相基同士の重なり合いから生まれる表情と、表情語同士の響き合いから生まれる「情緒」を総合し、それぞれの質と量に所定のウエイト数を掛けてでたのが音相分析表です。
この過程の説明は大変長くなるのでここでは省略しましたが、詳しくお知りになりたい方は、参考書「日本語の音相」 57ページ以下をご覧ください。
(木通)