Q&A はっきりした表情を捉えられない語
Q.
はっきりした表情を捉えられない語がありますが、それはどんな種類のことばですか。
A.
はっきりした表情が出てこない語の例として、次の場合が上げられます。
①複雑な内容を持っている語
陽と陰、強さと弱さ、静的と動的、活性的と非活性的など、反対方向を向く
概念が対立している語の場合、これらの要素が内面で相殺しあうため、明白な
表情となって表に出てこないのです。
こういう例は複雑な内容をもった語に多く出ますが、明白な表情が出ないか
ら良くない語というものではありません。
(例、UFJ、JR、DOCOMO、JA、ニコン…)
②あいまいな意味をもっている語
あいまいな意味や、不明瞭さを意味に持つ語は、当然、表情語もあいまいな形
で表われます。
(例、まぼろし、あいまい…)
③意味だけを考えて作った語
意味だけを考えて作った語は、音相的な配慮がもともとありませんから、そこ
から明白なイメージを捉えることはできません。
(例、悪魔、鎮魂歌、キャバクラ、ボキャ貧、激辛…)
(木通)