「音読」はなぜ大切か
― 音のイメージ効果に気づいた現代人 ―
文章を声に出して読むことの大切さを説いた書物が最近いろいろ出版されるようになり、ことばの音の大切さがいろいろ取り上げられるようになりました。遅きに失したとはいえ同慶に耐えません。
声を出して読むことが、どんなに大事なことかは、音相論で説明すれば答えはきわめて簡単です。
文字は意味と直接的に結びついているため、黙読すると字面(字形)を中心に読むことになり、その間、 音の機能はほとんど無視されたままですが、声を出して読むと、音が持っているイメージの作用が加わるため、も功徳よりも立体的で深みのある理解が可能になるからです。