新奇さを作る音の秘訣
ことばには、大昔から新しい表現を求めようとする習性がありますが、どのような新しさを盛り込むかは、時代によっていろいろ違いがあるようです。
現代語が求めている新しさ(ナウさ)の方法には、次の7つの傾向があるように思います。これは、流行語やネーミングを考える際の大事なポイントと言ってよいでしょう。
1. 音の数を少なくする。
2. アルファベットや片仮名文字を使う。
3. 西欧風の音韻を使う。(ファ行音、ティ、トゥ、ディ、ドゥ、拗音など)。
4. 響きの強い音を多く使う。
5. イメージに合った音を使う。
6. ユーモア感のある音を使う。
7. 意味的連想のきく音を使う。
次に、今はやっていることばが、これらの項目をどの程度満たしているか調べてみました。
・全項該当…朝シャン おやじギャル
・6項該当…トラキチ キャバクラ デパチカ
・5項該当…ボキャ貧 激カラ 紺ブレ IT ジコちゅー イケメン
ナウい
・4項該当…ダサい 花キン セクハラ 濡れ落ち葉 ファジー
タマちゃん 一番搾り チョベリバ
・3項該当…おっはー FA
息長く使われている語の多くが、該当項目の数も多いようです。
これらをみても、現代人の音響感覚の高さがよくわかります。(木通)