感涙で読んだ音相理論
(寄 稿)
初めてメールさせて頂きます。
私は日本文化系の学科に通う大学一年生で、進学するかどうかも決まらない時期から、日本語の「聞いたときの印象」に大変興味がありました。しかし、それをズバリ扱う本は殆ど無く、見つけたとしても難解な学術書で、それを読みこなせるほどの力も知識もありません。
自分なりに五十音表などを作って研究はしてみましたが、さすがに客観的な説明も出来ずに悶々としている折、書店で「ネーミングの極意」を見つけ、心から感動するとともにほっとしました。
このような、形も無く説明するにもなかなか難しいことを、非常にきちんと研究なさっている方がいらっしゃることに、本当に感銘を受けました。
今までは「なんとなく」で終わり、不思議に思うけれども自分で調べるのは難しかったことが、音相理論として出来上がってきている、そして、それを解り易く紹介する本やサイトも存在している。凄いことだと思います。この時代に生まれて良かったなあと心から思っています。
私は、拙いながら趣味で文章を書く人間です。たったひとつのフレーズの違いが、全く違う印象となって立ち現れてくる凄さと怖さを、今まで何回も体験しました。また、登場人物の名前ひとつにしても同じことがありますし、プロの作家の方の作品でも、「イメージどおりの名前だなあ」と作品に没入することもあれば、「どうしてこんな名前なのだろう」と馴染めないときもあります。
その不思議な現象を解く鍵が具体的に説明された「ネーミングの極意」と音相システム研究所さんのサイト、どちらも興味深く拝読させて頂いております。もしも叶うなら、私は大学で日本語の印象についての研究をしていこうと考えています。
また、「音」と、それを聞いたときに喚起させられる「色」の関係にも興味があるのですが、友人に尋ねたところ、「そんなことはない、音は音だ」と云われてしまいました。音からの色のイメージはごく個人的な体験から喚起されてくるものなのか、音相とは関係がないのか、その不思議を友人に説明できるようになるためにも、音相について興味を持ち続けていきたいと思います。
夢と感動をありがとうございました。これからも、サイトの更新や新刊の発行など楽しみにさせて頂きます。
長々と失礼致しました。(扶美)