音相論を使った、新しい詩作法 | 日本語好きな人、寄っといで

音相論を使った、新しい詩作法

 「風鈴」という語の音相を分析したら、「シンプル」、「庶民的」、「賑やか」、「軽やかさ」など、風鈴そのものがもっているイメージを余すところなく表現する表情語があるのがわかります。
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 どのようなことばでも、分析表の表情語は、その語が奥に持っているすべてのもの、普段気付かない「まさか」と思えるようなものまで取り出します。だから私は、表情語は詩作に行き詰まったときなどに切り口を開いてくれる宝の山ではないかと思うのです。
 分析表の中にある意外な感じをうける表情語から、詩や物語の世界を広げることができるのです。
 たとえば、「風鈴」を分析したときに出た予想外の表情語「静的」から、風鈴がその一面に持つものを捉え、その感覚を「詩」へ昇華させてゆくのです。
 これは音相分析から生まれた1つの作詩法といえましょう。
(木通)