「音読」はなぜ大切? | 日本語好きな人、寄っといで

「音読」はなぜ大切?

・・・音のイメージ効果に気づいた現代人・・・

 文章を声に出して読むことの大切さを説いた書物がいろいろ出版され、
ことばの音の作る効果が見直されるようになりました。

長年、語音のイメージを考えてきた私にとって、世間がやっとことばの音に気づいてくれたという嬉しい思いです。
 

声を出して読むことが、黙読よりなぜ良いのか。黙読は、文字が直接意味と結びつくため音による「イメージ」効果が働きませんが、音読すると意味だけでなく音が作るイメージが同時に伝わるため、内容への理解や認識に厚みが増し、印象的で記憶に残るからです。

 「爽涼」という字は「涼しく爽やか」という意味を伝えますが、「そーりょ
ー」と音読すると、爽やかな季節の風のようなものまで伝わってくるではあり
ませんか。これが「音相」 の世界なのです。(木通)