音相って何?
・・それは、ことばの「心」を伝えるもの・・
・ことばには表情があります。
「あか(赤)」ということばが伝える音には、明るさや情熱的なものを
感じますし、「くろ(黒)」ということばが伝える音には、暗く淀んだ
イメージのようなものを感じます。
また、「甘いと辛い」、「強いと弱い」、「明るいと暗い」など反対の意味
をもつ語を比べてみてもそれぞれが意味やムードにふさわしい音を持っている
ことがわかります。
このように、ことばの音が持っている表情のことを音相といいます。
1つ1つのことばに表情の違いがなぜ生まれるのかといえば、それは
それぞれの音に含まれている音素(正しくは音相基)の違いや、それらの
響きあいから生まれます。(木通)
ことばの音がもつそのような表情は、遠い先祖以来、日本人が日本語との
長い付き合いの中で身につけてきたもので、それは日本人なら誰もが同じ
ような内容で感覚できるコモンセンスといってよいでしょう。
私たちは、誤りない意思の疎通を行うため、日常ことばが伝えるイメージに
ついてキメ細かい配慮をしています。
ことばの意味とイメージの関係を科学的な根拠によって明らかにした
のが音相理論
です。
※音素とは、破裂音、摩擦音、有声音など、音声を出すときに操作される
26の方法(調音種ともいう)
※音相基とは、表情を作る単位となるもの。音素の外、多拍、少拍、濁音、
調音、など合計40種のものがある。