今日は、9月9日
重陽の節句、菊の節句ですね。
重陽(ちょうよう)は、
五節句の一つで、9月9日のこと。
旧暦では菊が咲く季節であることから
菊の節句とも呼ばれていますね。
陰陽思想では奇数は陽の数であり、
陽数の極である9が重なる日であることから
「重陽」と呼ばれています。
「9」は一桁の数のうち最大の「陽」であり、
特に喜ばしい節句と考えられています。
陽の重なりを吉祥とする考えから、
祝い事となったもの。
邪気を払い長寿を願って、
菊の花を飾ったり、浮かべた酒を
酌み交わして祝ったりしていました。
また前夜、菊に綿をおいて、露を染ませ、
身体をぬぐうなどの習慣があったそうです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160909/08/onshudashuda37/aa/a3/j/o0243009413743867349.jpg?caw=800)
*五節句と呼ばれる
和名:(漢名)
七草の節句(人日・じんじつ)
桃の節句、(上巳・じょうし)
菖蒲の節句、(端午・たんご)
七夕(たなばた)の節句、(七夕・しちせき)
そして今日の、
菊の節句(重陽・ちょうよう)。
栗ご飯を食べて
祝うことから「栗の節句」とも
親しまれています。
さらに、「くんち(九日)に
茄子を食べると中風にならない」
という言い伝えもありますよね。
旧暦の9月9日、重陽の節句の際に
行われた祭りであることから、
「九日(くんち)」の名前が
定着したと言われています。
九州で行われる「長崎くんち」や
「唐津くんち」はその名残です。
現在では、
毎年新暦の10月に行われています。
「中風」とは、
発熱や悪寒、頭痛などの症状の総称です。
重陽の節句に「茄子の煮びたし」や
「焼き茄子」などの茄子料理を食べ、
不老長寿や無病息災を祈りました。
また「後の雛」とも言われ
秋に、雛人形を飾る風習もありますね。
能の舞台にも「菊慈童」がありますね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160909/08/onshudashuda37/aa/c7/j/o0469028513743866407.jpg?caw=800)
「能楽図絵二百五十番 枕慈童」
(月岡耕漁筆、国立能楽堂蔵)より出庫
七草粥
雛祭
子供の日
七夕に比べ、
今ではあまりお祝いされないですが
長寿を祝うのに、
今日は日本酒に菊を浮かべてみては、
いかがですか?
花札なんかもしながら☺︎
今日も1日
笑顔で幸せに過ごせますように
(=´∀`)人(´∀`=)