2013年 春

 

 

レンと知り合ってからちょうど1年が過ぎようとしていた。

ちょうど1年前からやりとりが始まったな〜なんて、懐かしく思ったりしていた。

 

この頃も相変わらず、当たり前に毎日レンとやりとりして、会っていた。

この恋の延長線上に結婚が、きっとあるのだと信じていた。

 

いつものようにレンとやりとりしていて、

「早く会いたい」

「俺も」

なんて、やりとりをしていた最中、レンから思いもよらない内容のメールがきた。

 

 

「俺なんかとずっと居たら婚期逃しちゃうよ」

 

 

え。。。。

いま何て言った???

 

その日、職場の仲間と仕事終わりに飲みに行く移動中にメールを読んで、時間が止まった。

この恋の延長線上に、結婚があると思っていた、信じていた。

結婚とは、こんな幸せな恋の延長線上にあるに違いないと、確信すらしていたのに、なぜ、、、

 

その日、食事をしていても心ここにあらずで、何を食べたのか?

何を話したのか?もよく分からなかった。

 

そう簡単には幸せにはなれないんだ ということを感じたことは、今でも鮮明に覚えている。