今日もまた、会っていた…レンと。
レンは最近やたら、私の事を「好きだ」と言う。
付き合っていた頃は、頼んでも言ってくれなかったのに…
レンは認めないが一応、彼女が居るのに。
私にそんな事を言って繋ぎ止めようとするのが卑怯な気がして、レンに言ってみた。
そんなに私が好きならば、彼女と別れたら?
別れる気がないのに、そんな事を私に言うって…
どんな神経しているのか??
レンの答えは…
色々言ってはいたが、今すぐ別れるどうのの話しにはならない。
ような事を言っていた。
私は私で、レンとやり直そうと思って再びレンの前に現れたわけではないので。
レンの言っている事はいくらか、ごもっともな部分がある。
実際、今すぐに別れる気がないような事を言われて
正直ホッとした自分も居た。
レンは言う事と行動が矛盾しているが、私の事が本当に好きだったとして。。。。
レンの彼女は、37歳のバツイチ。彼女に結婚願望がないから付き合っているのか?
それはよくわからないが。
レンは本当に、結婚して家庭を支えるだけの力のない男なのだ。
だから結婚願望のある私とは、一緒に居てはいけないと…
理屈では理解しているのだと思う。
レンは造船業の下請けを個人でしている、自営業者。
そしてさらに、レンは税金を払っていないらしい…。
即ち、レンと結婚でもすればたちまち私が苦労するハメになると…言っていた。
正直、結婚してしまえばどうにかなるもんだと思っていた。
税金滞納者だと知るまでは…
レンに彼女が居る事以上に、愛だの恋だのだけじゃ結婚できない。
どうにもならない現実を突きつけられて…たまらない想いがした。
この現実を目の当たりにしてようやくほんの少しだけ目が覚めた気がした。
レンの事は大好きだけど。
レンは結婚願望のない男じゃない。
結婚能力のない男なのだ…