34歳の春。

当時交際していた彼、両親に挨拶にまで来てくれた彼から音信不通にされた失恋の物語です。web書籍にもなっておりますのでぜひご覧くださいませハート

信じていた彼から音信不通にされた辛い経験を経て、今は普通にフルタイムで働くワーキングママなんかをやっております。あんなに傷ついた過去の記憶も、今では遠い昔のキラキラした失恋の思い出ですスター

私の過去の痛い記憶が、同じように今、彼との関係に悩んでいる誰かの救いになれば幸いです。

 

 

 

 

 

 
 

亮と別れてから1ヶ月半ほど経った頃。

きっちり話しをつけた日から数えて1ヶ月半という事だが実際に関係が終わってからだと5ヶ月ほど経った頃という事になる。



 

婚活に就活に、そして有休消化中の旅行の計画に忙しくしているうちにあっと言う間に亮への執着心など忘れていた。



 

レンと連絡を取り出したのは大きな影響だった。レンと連絡を取り出したのは、亮と別れ話しをした日。
その頃は完全に、亮への依存心をレンに移しただけであった。



 

用事もないのに泰に連絡しては
「 構って欲しい 」 とせがんだ。
最初はマメに相手にしてくれた泰も
それが続くとさすがにあしらうようになっていた。



 

そんな展開など私ももちろん想定内であった。このままじゃダメだと、分かっていた。



 

夏が近づくにつれ退社日が迫り、嫌でも意識が就活に向いた。
レンへの依存心も少しずつ薄れていき、前を向けるようになってきた。



 

今の私は結局、レンに会った事でかなり気持ちが揺れているが依存とはまた違う思いだと感じている。



 

今の私はまずは就活、そして旅行の計画、婚活。。。。
レンに依存してる暇はない。
私は34歳のうちの1年で結果を出そうと決めている。



 

ネット婚活やパーティー、コンパなど。
今までの自分では絶対に手を出さなかった活動を始めた。
それによって確実に、異性同性問わず出会いが増えた。



 

同じ目的があるだけに仲良くなるのは簡単だ。



 

そして私には、婚活マスターHという心強い味方がいる!!



 

今のこの感じが、私は結構気に入っている。少なくとも、亮からの連絡を待ち続けていたあの頃に比べたら毎日が最高に楽しいんじゃないか??と、思う。


 

 

もし仮に、あのまま亮とめでたく結婚していたら。。。。


 

 

幸せ かもしれない。だけど、それでは依存的な自分のまま亮と結婚することになる。


 

 

亮は基本的に、逃げ癖のある男だと思っている。音信不通にする男など、そんなものだろう。面倒臭い事には蓋をするのだ。


 

 

亮との別れがあったから今の自分になれた。心が痛いほどに傷ついたが、それを乗り越えたから私は変われたのだと思う。


 

 

 

そう思うと、亮との別れをありがたく思えるようになった。




 

もう、あの頃の自分には戻りたくない。

他の誰に恋をしても、私は私らしく自分の足で立って居られる女でありたいと思う。