2013年11月
紅葉が色付き始めた頃に、亮をデートに誘った。
地元で開催される、もう使用されていない鉄道の単線を辿って歩く、ウォーキング大会に亮と一緒に出掛けようと考えた。
私は日頃から歩くのを習慣にしていて、10キロぐらいなら難なく歩ける。亮もランニングを習慣にしていたりで、身体を動かす事はわりと好きな方であると思う。
行こう!行こう!!
と、ノリの良い返事をしてくれた。
朝9時頃に彼の家に迎えに行き、ウォーキング大会の会場までドライブ。
そこから3時間ほどかけて10数キロの道程を歩いた。
道中、色々話したが…何を話したかは全く覚えていない。
ただ、最高に楽しかったのだけはよく覚えている。
そのイベントは昼過ぎで終わった。
当然、さぁどうしようか?
と、言う事になる。
その日は前もって、お風呂に寄って帰ろう という話しになっていたので。地元の温泉に行く事にした。
お風呂を出たとしてもまだ夕方…
その後は、ご飯にでも行くのか?
化粧は、しておいた方が良いか??
髪は…??
そんな事を考えながら1人、お風呂でテンションが上がった。
その日は結局、晩御飯を食べてもまだ遅い時間ではなかった為、亮の家まで遠回りをして、ドライブしながら帰った。
朝から夜まで1日中彼と一緒に居られた事が、たまらなく嬉しかった。