34歳の春。

当時交際していた彼、両親に挨拶にまで来てくれた彼から音信不通にされた失恋の物語です。web書籍にもなっておりますのでぜひご覧くださいませハート

信じていた彼から音信不通にされた辛い経験を経て、今は普通にフルタイムで働くワーキングママなんかをやっております。あんなに傷ついた過去の記憶も、今では遠い昔のキラキラした失恋の思い出ですスター

私の過去の痛い記憶が、同じように今、彼との関係に悩んでいる誰かの救いになれば幸いです。

 

 

 

 

 

 
 
 

 

2013年11月

 


 

 

紅葉が色付き始めた頃に、亮をデートに誘った。

 


 

 

地元で開催される、もう使用されていない鉄道の単線を辿って歩く、ウォーキング大会に亮と一緒に出掛けようと考えた。

 


 

 

私は日頃から歩くのを習慣にしていて、10キロぐらいなら難なく歩ける。亮もランニングを習慣にしていたりで、身体を動かす事はわりと好きな方であると思う。

 


 

 

行こう!行こう!!

 


 

 

と、ノリの良い返事をしてくれた。

 


 

 


 

 

朝9時頃に彼の家に迎えに行き、ウォーキング大会の会場までドライブ。

 

そこから3時間ほどかけて10数キロの道程を歩いた。

 


 

 


 

 

道中、色々話したが…何を話したかは全く覚えていない。

 

ただ、最高に楽しかったのだけはよく覚えている。

 


 

 

そのイベントは昼過ぎで終わった。

 

当然、さぁどうしようか?

 

と、言う事になる。

 


 

 

その日は前もって、お風呂に寄って帰ろう という話しになっていたので。地元の温泉に行く事にした。

 


 

 

お風呂を出たとしてもまだ夕方…

 

その後は、ご飯にでも行くのか?

 

化粧は、しておいた方が良いか??

 

髪は…??

 

そんな事を考えながら1人、お風呂でテンションが上がった。

 


 

 

その日は結局、晩御飯を食べてもまだ遅い時間ではなかった為、亮の家まで遠回りをして、ドライブしながら帰った。

 


 

 

朝から夜まで1日中彼と一緒に居られた事が、たまらなく嬉しかった。