廃校の素泊まりしたいくらいのカフェとパン屋さん | 温泉マンもっちいの湯と山と美味しい話

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山奥の秘湯、マニアックな温泉が大好きな温泉マンもっちいと申します。登山と温泉、ご当地グルメ、珍スポットを愛する旅のブログです。関西を中心に日本各地の魅力的な山と温泉を巡ります。日本じゅうの歩いて行く秘湯を入り尽くすのが目標です。


 熊野本宮大社からクルマで約20分の和歌山県新宮市熊野川町九重にある素敵な木造校舎。
 ここは、廃校になった旧九重小学校。

 校庭が駐車場になっています。校舎の規模は小さめのかわいいサイズです。


 この校舎のなかでパン屋さん、カフェ、本屋さん、マッサージ屋さんが営業しています。
 基本的に土日のみの営業です。パン屋さんむぎとしの営業時間は12時からスタートですが、売り切れする可能性もあります。


 どのお店も魅力的です。


 売り切れてしまうリスクを考えて、まずはパン屋さん「むぎとし」さんへ。 





 懐かしい雰囲気です。木造校舎の温もりのある雰囲気が好きです。


 パン屋さんむぎとし。
 石窯、天然酵母、国産小麦、美味しそうなキーワードが揃っています。
 尋ねてみたら、以前は、小麦も自家栽培されていたらしいですけど、今はお休み中らしいです。


 こちらのお店での販売は土日のみで、通販もされています。
 この落書きっぽく書いてある内容からすると、2017年からスタートされているのでしょうか。


 パンの撮影は、快くOK。ありがとうございます。
 こちらのお店のすごいところは、オーガニック小麦100%というところです。
 私も畑で小麦を栽培しているので、小麦は比較的オーガニックで栽培しやすいとは思いますが、それでも、お店で安定供給するくらいの量の確保は大変だと思います。


 石臼が店内にある挽きたての小麦粉で焼かれるパンが食べられるのは珍しいですね。
 石臼挽きたての全粒粉、しかもオーガニック小麦粉ということで、小麦という種が持つパワーがしっかり宿されていると思います。
 石窯もレンガで手作り。誠実さがにじみ出た御主人、とても感じが良かったです。


 お値段的にはやや高めですが、原価率は高いと想像して、納得します。


 ご夫婦で営んでおられるようですが、品数豊富です。


 ただ、種類ごとの個数は少ないので、売り切れのリスクは高いと想像します。


 3種のレーズンと胡桃のパン、めちゃくちゃ美味しかったです。


 自宅お土産にいくつか選んで購入して、カフェへ移動しました。


 廃校になった旧九重小学校を生かしたカフェがブックカフェくじゅう。


 いちばん手前の教室がカフェです。中で隣の教室の本屋さんと繋がっています。


 自家製丸ごとジンジャーエール?美味しそうです!


 元小学校らしく、メニューは黒板に書いてあります。魅力的なメニューだらけです。


 煮卵付きキーマカレーが特に美味しそうです。飲み物単品のこなれたお値段も良いですね。


 サンドイッチは、むぎとしのパン?


 カフェのカウンター席は校庭に向かっています。素敵な空間です。


 黒板には、算数の授業。私にもギリギリわかる三角形の面積ですね(笑)
 机と椅子も懐かしいです。
 板張りの床がきれいです。


 ストーブを使う真冬にも来てみたいです。


 イスに座布団を付けてあるのも懐かしいです。


 黒板消しも懐かしいです。


 廊下に近い半分くらいの空間が本屋さんのスペースで、レジはカフェへ。


 私は、宿題をしない子どもでした。でも、きちんと謝れる子どもでした(笑)


 学校とか勉強とかあんまり好きではなかったけど、廃校を活用している施設が大好きです。不思議ですね。
 普通の鉄筋コンクリートの校舎の学校しか行ってないのに、なぜか懐かしいです。


 炎のように揺らめくランタンが素敵です。


 迷ったので、欲しいメニューをしっかり注文。遠いからなかなか来れませんし。


 ガトーショコラ。めちゃくちゃ濃厚です。オレンジピールが和歌山っぽい?


 和歌山らしく、甘夏みかんジュース。甘夏を使っているので、酸っぱさとほろ苦さがあり、大人の美味しさです。


 こちら、色川紅茶。色川というのは、那智勝浦町の北西方向にある地域で、移住者が多いらしいです。
 昔、本気で移住をしようと資料集めをしたことのある地域です。
 ポットサービスを期待してましたが、カップのみ。でも、貴重な国産紅茶、めちゃくちゃ美味しかったです。


 居心地がものすごく良かったです。
 素泊まりしたいくらいです。