素泊まりした鉱泉宿 泉弘坊温泉 もっちー登山部島根県の旅10 | 温泉マンもっちいの湯と山話

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山奥の秘湯、マニアックな温泉が大好きな温泉マンもっちいと申します。登山と温泉、ご当地グルメ、珍スポットを愛する旅のブログです。関西を中心に日本各地の魅力的な山と温泉を巡ります。日本じゅうの歩いて行く秘湯を入り尽くすのが目標です。


 温泉津温泉の薬師湯別館の貸し切り風呂を満喫し、お宿へ向かいます。


 日が長い時期なので、明るいうちに到着。平屋の建物で、1日2組限定です。そう、和室が2部屋しかありません。


 こぢんまりしたお宿が大好きです。
 チェックインしてから、回転寿司に行って、戻ってから温泉という流れになりました。
 




 普通の民家っぽいところも好きです。


 ここは、なんと2部屋しかないんですよ。前日の予約で泊まれてラッキーです。
 通常は、2食付きか朝食付きしかないのですが、今回は素泊まりで受けていただけました。
 予約の電話で素泊まりしたい旨を伝えると、おそらく相談されたのか、だいぶ待ってからOKが出たので、空けておくよりマシという判断をされたのだと思われます。
 素泊まり税込み8400円。微妙なお値段だなあと思いましたが、行ってみると、大満足しました。



 お部屋にはあらかじめ布団が敷いてありました。
 障子が素敵です。
 こんな柄の障子、初めて見ました。センスが良いですよね。


 冷蔵庫もありがたいです。まあ、何も入れてませんけど(笑)


 花が活けてあり、その下の木製の台が良い感じ。ここは、障子の紙とか、このティッシュケース等、細かいところにひとつひとつ個性があります。


 めちゃくちゃ薄いテレビ。


 朝食は、買って持ち込んだ米粉パンをこのテーブルで食べました。



 トイレはお部屋の向かい側に男女別にあり、男女の間に洗面台があります。


 珍しいのが、このトイレットペーパーの予備を置くホルダーです。


 お庭にあるアレはもしや源泉?


 お風呂は、浴室1つを貸し切り利用します。貸し切り風呂のみという理想的状況です。

 この廊下の突き当たりが浴室です。


 札を入浴中にしてから入ります。


 分析書が掲示されています。



 高張性!


 この下の記述は、加水ではなくて、加温でしょうか?



 記載は無いですが、湧出量が気になります。


 洗面台にいろいろ揃っています。


 アメニティが揃っているのはありがたいです。さすが、温泉宿です。
 
 なかでも、名入りタオルが使い放題は嬉しいです。でも、使い放題はもったいなく思えて、結局、1枚を乾かして使いました(笑)



 さあ、浴室です。扉を開くと、鉄の香りがします。内湯のみで、浴槽1つ。
 貸し切りなので、写真撮影し放題。タオル使い放題より、写真撮影し放題がいい!
 貸し切り風呂、大好きです。わーいわーい。


 3つ並んだ蛇口。右端が非加熱源泉。真ん中が加温用の熱湯。左は止めてあるようで何も出ませんでした。何なのかは未確認です。


 これは、もしかして、シャンプーバイキング?



 熱湯を出してみて、加温源泉ではなく、沸かし湯だと確認。


 こちらが愛しの非加熱源泉。冷たくて、めちゃくちゃ塩辛くて、鉄の香りと鉄の味、苦味もあり、複雑な味わいです。まずいはずなのに、美味しくも感じて何度も何度も味見したくなる不思議な魅力があります。


 お湯の色は、この通り、灰色と茶色と緑色を混ぜたみたいなややこしい色です。
 この塩辛さは、さすが強塩温泉と書いてあるだけのことがあり、海水並みかそれ以上だと感じました。
 行ったことはありませんが、長野県の山奥の温泉で塩辛い源泉を煮詰めて塩を作っているところがあるらしいですね。


 ここも、このめちゃくちゃ塩辛い源泉を煮詰めて塩を作って欲しいです。
 西方の湯を煮詰めた塩はう○この匂いがしていたのを思い出しました(笑)



 20度もあるはずはないのですけど、温度計がおかしいのか、この日はかなり暑かったからか?


 非加熱源泉を足し過ぎるとぬるくなってしまいます。
 ほどほどにしといて、桶に汲んで直に浴びるのを楽しみました。
 ひげ剃り跡があれば、沁みそうです。
 気持ち良いなあー。貸し切りなので、くつろぎます。


 翌朝のいちばん風呂は、もう一組のお客さんがフライング入浴しておられて、2番目になりました。まあ、仕方ないです。


 明るい時間帯の入浴も気持ち良いですね。


 欲を言えば、非加熱源泉浴槽が欲しいところですが、また桶に汲んで浴びて満足しときます。


 手すりが設置され、シャワーイスも完備。平屋の建物ですし、バリアフリーですね。


 快適なお部屋でぐっすり眠れてスッキリしました。
 ポットがあるので、登山用のお茶を沸かし、水筒に入れました。


 下の写真は玄関から入ってすぐの空間。テーブルとイスがあり、ここでチェックインと、翌朝にお支払いをしました。
 右手にある2つの個室が食事部屋らしいです。奥に続く廊下の先に宿泊部屋2つがあり、いちばん奥に浴室。トイレと洗面台は左手の厨房の向こう側という造りです。


 お酒のラインナップもたくさんあります。


 お支払いの前に、コーヒーをいただきました。ありがとうございます。



 50歳になった私ですが、昨年くらいからコーヒーが好きになりました。



 1日2組限定の小さな温泉宿、泉弘坊温泉。夜には、お宿の方に教えていただき、裏手の小川でホタルを見ることができたのも良かったです。(6月9日泊) 


 チェックアウト時、朝食のお部屋から、「美味しい」が聞こえていたので、食事付きも良いかなあと思いました。


 お宿の方、おそらくご家族経営だと思いますが、とても感じがよく、また行きたいと思うお宿でした。
 何より貸し切り風呂って、最高ですね。

 それでは、三瓶山へ向かいます。