大好きな秘湯祖母谷温泉の建物編 長所と人によっては短所 | 温泉マンもっちいの湯と山と美味しい話

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山奥の秘湯、マニアックな温泉が大好きな温泉マンもっちいと申します。登山と温泉、ご当地グルメ、珍スポットを愛する旅のブログです。関西を中心に日本各地の魅力的な山と温泉を巡ります。日本じゅうの歩いて行く秘湯を入り尽くすのが目標です。

  対岸に見えて来ました。
 

 
 着いたー!祖母谷川が轟音をたてて流れる河川敷に木造平屋の祖母谷温泉があります。
 

 
 
 欅平駅から約45分歩いて、祖母谷温泉へ到着しました。「黒部の秘湯、祖母谷温泉」の提灯が素敵です。(写真は翌朝のも混じっています)
 

 
  温泉マークが嬉しいです。

 
  この温泉マークの右側が泊まったお部屋。

 
  ケータイですが、SoftbankとUQは圏外でした。さすが、山奥。

 
  網戸があります。虫が多いんですよね。
 
 
 網戸を開けて素早く閉めて中へ入ります。正面に飲み物が販売されています。喉が渇く登山者心理、よくご存じです。
 「こんにちはー!」と錦鯉の長谷川さんなみの大声を上げますが、祖母谷川の轟音にかき消されて聞こえないようです。
 
 
 外の散策と露天風呂へ行くスリッパですね。
 
 ようやく女将さんが来てくださり、お部屋に案内というか、「1番の部屋を使って下さい」とのこと。そして、めちゃくちゃ嬉しい一言がありました。
 女将さん「夕食は6時、朝食は7時、お風呂は外に露天風呂が2つ、内風呂が1つ、今日は、もっちーさんだけなので、どのお風呂も好きなだけは言って下さい。6時まで時間があるから先にお風呂行って下さいね!」
 もっちー「ありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです。先にも後にも入りまくりますわ(笑)」
 
 
 
 この玄関にぶら下がるストック。手前の2つは私たちのものですが、その先にあるのは忘れ物。しかも1年以上前らしいです。ちゃんと置いておいてくれるのは嬉しいですね。こういう優しさが嬉しいです。
 
 
 
 
 廊下はきれいに磨かれています。お部屋が左右にあり、左奥がトイレ。右奥が内湯です。
 
 
 私たちの1番の部屋。2人なので十分な広さ。ここで、好みが分かれるところですが、正直に言って、外向きにはっきりと傾斜しています(笑)ビー玉があれば、勢いよく転がりそうです(笑)

 私たちは全く気にしませんし、むしろひなびた証のように思いますが、気になる人には気になると思います。
 もうひとつ、虫さんがいます。主にウンカでしたが、4種の昆虫がいました。短所は以上の2点とトイレが男女別でないことだけで、あとは長所ばかりの祖母谷温泉です。
 
 
 エアコンはありませんが、全く問題なし。扇風機もいりません。女将さんによると前日のお客さんが寒がりで食堂にストーブを出したそうです。さすが、山奥は快適です。
 
 
 
 布団はセルフ。もちろん、望むところです。左手前に荷物を置くようにとのことでした。
 
 
 シンプルな平屋。隣も似たようなお部屋でした。
 
 
 昔の写真が飾られています。こういうのを見るのが大好きです。
 
 
 廊下の奥の右側が内湯。左が洗面台。古いけど、清潔感があっていいですね。
 
 
 トイレ。男女共用です。匂いは気にならないですし、清潔です。
 
 
 
 
 
 
 

 注目は、この腐食具合。さすが、硫黄の源泉地帯にある山小屋ですね。
 


 
  ピンぼけしちゃいましたが、この食堂も畳にテーブルで、古き良き日本の食卓ですよね。

 
  昔の写真。あっ、昨日が寒かったからストーブです。

 
  本棚には、山の本、雑誌、マンガがたくさんあります。こういうのも大好きです。ワクワクします。

  テレビはずっと中日ドラゴンズの試合。名古屋が近いから北陸には中日ドラゴンズファンが多いのでしょうか?

 
  白黒写真の時代から同じ建物を大切に使っているのでしょうね。

 
  料金表です。私たちは二食付き11000円。素晴らしい源泉かけ流し温泉、温かくて美味しい料理、雰囲気の良い建物とお部屋を考えるとコスパは良いと思います。

 
  そして、何よりも嬉しかったのは、ここの女将さん、私たちのことを『○○さん』と名前でフレンドリーに呼んで下さることです。特別に愛想が良いとかではないんですが、自然体な接客が心地よかったです。
  この黒部の山奥にある木造のひなびた祖母谷温泉、大好きになりました。