6時50分、夏沢鉱泉を出発。
この夏沢鉱泉にも水力発電の設備がありましたが、この上にあるオーレン小屋にも水力発電の設備がありました。エコですねー。
苔がきれいです。八ヶ岳の魅力ですね。500種類以上の苔があるらしいですが、全部同じに見えてしまいます(笑)
でも、きれいですよね。何度も立ち止まって写真を撮影してしまいます。
うわー!出たー、クマ???
ニホンカモシカです!さすが、天然記念物、堂々と横切っていきました。
ニホンカモシカは、山形県の蔵王温泉の温泉街で出会って以来です。
オーレン小屋です。見えてくるとホッとします。
ここは分岐点。天狗岳の方向へと向かいます。
ここから道が細くなります。細くというか、このくらいが登山道らしいです。
オーレン小屋を出発。
テンやオコジョもいるのですね。見てみたいです。
野生動物が先住民、人間は、お邪魔させてもらっているだけです。
キノコです。食用?
樹林帯が続きます。やや単調ではありますが、空気が澄んでいて気持ちいいです。ここで、オーレン小屋に泊まっていたというカップルに抜かれます。
箕冠山に到着。といっても、木々に覆われて展望無し。頂上のような雰囲気はあまりありませんが、ここは分岐点です。この日ひとつめのピークです。
根石岳、天狗岳方面に向かいますよ。
箕冠山から坂を下ると、驚愕の景色です。一気に視界が広がり、根石岳、その向こうの天狗岳までの稜線が見渡せる素晴らしい景色がほろがりました。
感動です。ここまでの地味な樹林帯から一気に広がるこの景色に感激して、お茶のみ休憩しながら、見とれていました。こういうことで景色に見とれることが続きます。
木の枝が左側にばかり伸びているのは、風が強く吹くのでしょうね。この日は穏やかでした。
稜線に続く一本の道。素晴らしいです。感動しました。
澄みきった青空と山頂へ続く道。めちゃくちゃきれいです。同じような写真が大量にあります(笑)
根石岳山荘でトイレをお借りします。1回100円です。きれいなトイレですが、このロケーションだと処理が大変でしょうね。でも、ここは泊まると満天の星空だと思います。
根石岳に登りながら、根石岳山荘を振り返ります。あの雲に隠れた山はもしかしたら赤岳?違うかな?
根石岳に登頂!まだまだ通過点です。
東天狗岳が見えています。
右が東天狗岳、左が西天狗岳。
ここを下ると、憧れの本沢温泉。迷いますが、せっかくなら泊りで楽しみたいので、ここはスルーします。
根石岳を振り返ります。はるばる来ましたね。
岩場が増えてきました。
これは、コマクサでしょうか?近くに誰も通らなかったので、確認できませんでした。花の名前のわかるアプリを入れようと思います。
この急な岩場を登ると東天狗岳です。
あと少しかな?
東天狗岳に登頂!ここには、唐沢鉱泉から登ったたくさんの人が休憩や記念撮影をしていて、狭い山頂が密なので、記念撮影だけしてスルー。一瞬、マスクを外します。
三年前の5月、唐沢鉱泉から登った時、雪と強風に阻まれて、それでも登りたい私と怖いから降りると言う長女と話し合った結果、降りる決断をして以来のリベンジができました。後から考えると、降りて正解だったと思います。どうも、私は行きたがる傾向が強いです。
西天狗岳へ向かいます。いったん下り、また登ります。
西天狗岳登頂!
さあ、ランチです。ものすごくよく歩いたので、きつねうどんは2つ。倍盛りきつねうどん!
スープは1つにしとくのがポイント。2つ入れるとスープが濃くなり過ぎてしまいます。
残ったスープは、家でうどん出汁として使います。
ちょっと汁が少ないけど、何でも良いんです。こういうロケーションで食べると5割増しで美味しいですよね。
絶景を眺めてのんびりします。
雲が出てきています。ゆっくり下山開始。
ここで、同じ人にまた出会いました。
行きの根石岳の山頂付近ですれ違った全身モンベルおじさんと再会したんです。少し話しましたが、関西弁が気になり尋ねると、なんと京都の方!
65歳で定年退職して以降、登山に明け暮れて、百名山は全て登り、今回は2週間の予定でテント泊と小屋泊をしながら、八ヶ岳のいくつかの未踏の山と南アルプスの未踏の山を登るらしいです。
お年は70歳とのことでしたが、日焼けして精悍な雰囲気はものすごくお若く見えました。
長野県の西天狗岳山頂でいろいろと山の話で盛り上がる関西人2人。やっぱり声が大きいですね。
いつも山等のブログを拝見している方も書いておられましたが、これからは定年退職する年齢が上がるので、生涯現役で働き続ける生き方にシフトせざるを得ないと思います。
なので、私は、今のうちから、登山や温泉をしっかり楽しむようにして、仕事も年齢で区切らずに可能な限りは働くという自営業的な考え方にしたいと思います。
福祉業界でも、70代のヘルパーさん、相談員さんはおられます。
そして、福祉業界でかなりの人数の高齢者の方々やそのご家族と出会った結論として、現役で働くことやこのフルモンベルおじさんのように趣味に打ち込む方は認知症になりにくいように思います。
理想的な老い方は、行く山や温泉がだんだん近場になり、湯口ジジイではなく、空気を読んで湯口を譲るジジイになること(笑)
ということで、私も百名山や好きな山を登り、日本各地の温泉を巡りたいと思います。
夏沢鉱泉で預かってもらっていた荷物を受け取りました。
天狗岳の登山バッジを購入しました。
帰り道、宿のスタッフさんが荷物を運んでいるクルマとすれ違った時に、笑顔で、『また来て下さいね!』と声をかけられました。
もちろん、また行きたいと思います。
できたら真冬にアイゼンを着けて登りたいと思います。
真冬の鍋も温泉も素晴らしいと思います。
ものすごく空腹なので、早めに夕食を食べて帰ろうと思い、桜平駐車場からまた凸凹道を通って諏訪インター方面へと向かいました。