閉館してしまう可能性もゼロではなさそうな道六館 | 温泉マンもっちいの湯と山と美味しい話

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山奥の秘湯、マニアックな温泉が大好きな温泉マンもっちいと申します。登山と温泉、ご当地グルメ、珍スポットを愛する旅のブログです。関西を中心に日本各地の魅力的な山と温泉を巡ります。日本じゅうの歩いて行く秘湯を入り尽くすのが目標です。

 高柴デコ屋敷の彦治民芸でコインを買った私たちは、彦治民芸の方に教えていただいたとおりの道を歩き、道六館に向かいます。

 紫陽花がきれいに咲いています。

 道六館のことは、小さく書かれています。

 観光案内のパンフやガイドブックには掲載されていません。淡路島のナゾのパラダイスと同じです。

  地図から消されたスポット。←大げさです。

  少し坂を登ると到着しました。

  神社の千木みたいな屋根の立派な建物です。ほんの少し、くら寿司みたいでもあります。くら寿司と間違って入る人はいないかな?いないわな。

  『くら寿司かーと思ったーらー、道六館でーしーたー、チクショー』小梅太夫。


  性信仰玩具と書かれています。大人のスポットです。そう、信仰の対象なんですよ。これは、民俗学研究の素晴らしい成果です。

  気になるのが、コイン販売機の故障ですが、彦治民芸の奥様によると、修理代がかかるから修理予定は無いらしいです。うーん、存続は大丈夫かな?


  録画されています。かなりの近代化ぶり。

 
  入館方法は、完全に自動化されています。

  なんと❗未成年者入館禁止です。

  長女は18禁だと思っていたらしく、ちょっと驚いてましたが、ピラミッド温泉の社長さんに私と夫婦だと思われたり、中3の時に初めて行った美容室で美容師さんに『お姉さん、今日、お仕事休みですか?』と言われたという、551のCMのなるみさんと同じエピソードを持っていたり、高2で学校に行く前に細見美術館の春画展を見に行って何も言われず入れたりというふうに、実年齢より上に見られることには定評があるので、問題無しです。


  さあ、入館しますよ。


  コインを入れてから、歩きながらお腹でゲートを押して入館します。遊園地の出口みたいです。


  そう、ここは、稀代のコレクターが作られた大人の遊園地みたいな施設です。

  館内に入るとゆるめにエアコンが効いていて、民謡が大音量で流れており、無人です。

  結局、終始、貸し切り状態でものすごくラッキーです。

  そして、撮影禁止の貼り紙は無しです!めちゃくちゃ嬉しいです。

  ひとつ問題があるとしたら、アメブロ的に載せられない写真ばかりなこと。でも、撮影しまくりましたよ。

  どこまで文章で表現できるかにチャレンジします。

  では、イキます!


  館に入った正面には、見事な御神体の神様が祀られています。しめ縄がしてあります。

  その両隣には、100円入れたら下から風が吹くようになったマリリン・モンローと誰かわからない人形があり、誰かわからない人形の方は故障していて、100円入れたのに動きませんでした。←両方とも100円入れて試しとるやん!

 100円は寄付で良いですが、修理しないところが心配です。

  床には、巨大な御神体があり、跨がって3回なでると幸運になるらしいです。もちろん、跨がってなでて、記念撮影しましたよ。


  モザイクだらけやん!

  天井の梁には、素敵なポーズの男女の人形。

  アクロバットですなあ。

  イスかと思ったら木製の素敵な姿。男女ともあります。また、小梅太夫ネタを思いついたけど、上品なブログにしたいので、やめときます。

  ガラスの陳列ケースが並んでいて、ぎっしりとコレクションがあります。ヨーロッパ旅行の際のモノが少しあるほか、天狗やおかめ、置物や人形、いろいろあります。もちろん、すべてがソチラ系です。

  男子中学生なら、大興奮してしまうようなモノばかりで、大人も大喜びです。

  よく見ると、別府秘宝館や東北の秘宝館等の今は亡き施設のお土産もあります。うーん、さすが、ベテランのコレクターです。

  昨年、惜しくも閉館した性神の館や桃丘コレクションの中にあったであろう膨大な陳列品はどうなるのでしょうか。私が大富豪なら、すべて買い取って私設ミュージアムを作って男子の草食化に抵抗したいと思います。

  また、多賀神社等の現役の施設のお土産もあります。やっぱり、その筋の方は、かなり巡られているのですね。←その筋ってどの筋?
 
 四国の宇和島にある多賀神社にも行かないといけません。

  春画みたいな柄のネクタイ。←誰がする?『私だよっ!』(にしおかすみこ)←いちいち古い!

    春画のお皿は、きれいに食べ終わると絵が見えます。残さずに食べることを教える教材にピッタリ。

  春画、こけし、こけしみたいなモノ、下から覗かないでと言いつつ覗くことになる人形、いろいろありますよね。

  この道六館のオリジナルお土産の自販機がありますが、ほとんど売り切れでした。

  唯一の商品が女性用のパンツですが、1000円、、、。


   民謡が大音量で流れる館内に、民謡のCD1枚分以上の時間をかけて丹念に見学して大満足の変態親子でした。
  長女『変態ちゃうわ!』

  ああ、めちゃくちゃ楽しかったですね。

  性に関する信仰心から生まれたのであろうこれらの品々は、民俗学的にとても興味深いジャンルであるにもかかわらず、下ネタはちょっと等と誤解を受けたりして、正当に評価されずに経過している歴史があるように感じます。

  性に関しては、日本は、本来、とてもおおらかなのだと思います。

  神話からもうかがえます。

  お笑いの要素もあり、とても楽しい時間を過ごしました。

  コイン販売機と人形に風が吹いてくる機械の修理をしていないことから、閉館してしまう可能性もゼロではなさそうな道六館。
 行きたい時が行くべき時、迷ったらGOですね。

  次もかわいい動物のいる珍しいスポットに向かいます。(続く)