上湯川の川沿いにある露天風呂は、台風の被害から復活した温泉です。
神湯荘に宿泊したら無料で入浴できます。無料入浴のために、宿泊者の証しとして、リストバンドをいただきます。
しかも、通常は、夕方5時までの営業なのですが、神湯荘の宿泊者は夕方6時まで入れることになっています。ありがたいですね。貸し切りのチャンスがありますね。オープンアタックならぬクローズアタックで、湯口じじい様もお帰りですね。
上湯温泉露天風呂の駐車場には、クルマが一台も無し!これはチャンス!しかも、今、小降りです。
神湯荘でいただいたリストバンドを受付のおじさんに見せて、さあ、お風呂へ!まっすぐが男湯。左手の階段の上が女湯です。
もっちい『重要な任務があるねん。スパイになって欲しいんや。』
長女『スパイ?』
もっちい『女湯の写真撮ってきて欲しいんや!頼む!』
長女『ここだけ聞いたら、変態やで、っていうか犯罪やで!』
もっちい『造りが違うんや、頼むわ。』
というわけで、スパイ大作戦です!
スパイが撮影した写真です。女湯は、屋根のある半露天風呂で、居心地が良さそうです。いいなあ。
さあ、30分後に、スパイと待ち合わせですが、30分は長いか、短いか?後でわかります。
ヤッター!男湯はもちろん貸し切り状態です。ラッキーです!雨だから?
誰もいない今のうちに、と脱衣棚や男湯の写真をいろいろと撮影して、温度計で測定したりと、なかなか慌ただしいです。緑色の傘が神湯荘の傘です。
ナトリウム炭酸水素塩泉。源泉かけ流しなので、安心して味見できます。しっかり卵味で、ほんのりと甘味もあります。硫黄の香りとスベスベ感もある大好きな泉質です。
昨年も来ましたが、この広い露天風呂の真ん中にある石でできた受け皿のようなものに注目です。
この石でできた受け皿に、湧き出した熱い源泉が注がれていますが、ここに糸くずみたいな白い湯の花が漂っています。たまらなく魅力的な眺めです。
もちろん、湯口からは硫黄の香りが濃厚に漂っています。この雨なので、湯口じじいもおられません。
石の受け皿から垂れ下がった湯の花がすごい!この姿を見ると、触りたい衝動にかられます。
触ってみたいですが、源泉は85度で無理!石の中に温度計を突っ込んでみると、65度くらい!
洗面器を使って、こそげ取ることに成功!手のひらに多量の湯の花を集めて、ニンマリします。
浴槽に漂っている小さな湯の花を触ると、にゅるんとした感触で消えてしまいます。気持ちいいですね。楽しいですね。
つるつる感があって、かなりいい湯です。
でも、雨がかなり降ってきました。
そう、雨を避ける場所がない!雨粒を浴びます。
仕方ないから、洗面器をかぶって、肩まで浸かって過ごします。
露天風呂の奥からも源泉が注がれていますが、なんだかぬるいです。
露天風呂の温度は、場所によりましたが、源泉に比較的近いところで40度あるかないかくらいで、昨年に来た時より、温度が低いですね。
雨が、天然の加水になっているからでしょうか?そう、たぶん、真冬の冷たい雨が加水していますね。
男湯は、開放感抜群ですが、屋根がなく、雨ざらしです。でも、女湯には、屋根があるのですね。いいなあ。長女に話しかけました。
もっちい『H?どうや?気持ちええか?』
長女『最高!お父さんは?』
もっちい『めっちゃ、開放的!』
雨ざらしだけど、強かってみました。
長女と待ち合わせ時間になりました。出ると、ピッタリのタイミングで出会いました。
長女『女湯は半露天みたいやから落ち着くわあ、居心地いいし、気持ち良かった!30分、あっという間!』
もっちい『源泉が注がれてる石の皿みたいなのはあった?』
長女『たぶん、なかったかな?』
もっちい『スパイの任務、ありがとう。』
雨ざらしの男湯の30分はちょっと長いかな?
上湯温泉露天風呂、素晴らしい温泉です。晴れた日にまた来たいです。