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さてさて、温泉に行くと脱衣所や入口等に「温泉分析書」という書類が掲示されています。これは法律上掲示義務のある書類なのですが、数字や元素記号などが並んでおり一見すると難しいものだと思われがちです。しかし、この温泉分析書を見てその温泉について知って入れば効果も倍増します。

「温泉分析書」はいわばその温泉のプロフィールです。書かれている内容で無駄な情報はありませんが、以下の項目は特に注視していただきたいと思います。これだけでその温泉について理解することは可能です。

 

1、「泉質名」。これは簡単に言えばその温泉の性質です。例えば「酸性泉」の場合刺激が強い温泉、一方「単純温泉」であれば刺激の弱い温泉となります。また、「炭酸水素塩泉」「硫酸塩泉」「硫黄泉」については美肌効果があるといわれており、温泉ソムリエではこの3つの泉質をまとめて「三大美肌泉質」と呼んでいます。

なお、「泉質名」がつくには「高専分析法指針」の規定値に達していなければなりません。この規定値には達していないものの、「温泉法」による温泉に該当していれば「判定」として温泉法上の温泉であることが記載されています

 

2、「泉質別適応症」。これとともに掲載されているのは「一般的適応症」です。こちらは主に温熱効果によるものなので極端に言って自宅のお風呂でも効果があると考えられます。泉質別適応症というのは、その泉質ならではの適応症、つまり効果なのでこちらを注目すべきです。

 

3、「pH値。ph7.5以上はアルカリ性で美肌効果ありといわれています。一方、酸性の場合は「酸性-」と泉質名に現れますので「pH7.5以上は美肌効果あり」と覚えましょう。

 

4、「源泉温度(泉温)」。源泉温度が高いほど濃い温泉といわれています。さらに温度が高すぎれば加水する必要があります。一方温度が低ければ加温しなければならないということにあります。

 

5、「浸透圧」。低張性・等張性・高張性と書かれているのが浸透圧です。低張性であれば比較的刺激が弱い温泉、高張性なら成分も濃く比較的刺激の強い温泉となります。

 

以上、5項目をご覧いただくだけでも温泉を知って入浴することが出来ます。本来は全て目を通した方が良いのですが、もし困難であれば上記5項目だけでも見てくださいね。