物理効果の一つ目は「温熱効果」でしたねではでは、二つ目は「水圧効果」になります。
②水圧効果
湯に浸かることにより、体表面にかかる静水圧により、全身に圧力がかかります。内臓が刺激され、内臓運動、つまり天然マッサージの状態ですね。
入浴すると、水圧により血管が収縮します。その結果、血液が心臓に向かって押し上げられるかたちになります。このことを「ポンプアップ効果」といいます。
全身浴、つまり肩まで浸かると、約500kg~1tもの水圧を受けることになります。その分、心臓への負担は大きくなります。
ところが、半身浴や足浴では、この水圧による刺激は減少します。
したがって、一気にお湯に浸かるのは危険だということはお分かりいただけますね。水圧により、血液が一気に上昇します。その結果、脳卒中などの不幸な事故を招くことになります。
温泉は楽しむためのものでしたねより楽しく入るためにも、正しい入り方を心がけてくださいね。