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| 「スパリゾートハワイアンズ」のフラガールらが福島県双葉町民の避難所となっている旧騎西高校を慰問に訪れた=12日、埼玉県加須市(荻窪佳撮影)(写真:産経新聞) |
【フォト】フラガールと握手をし、笑顔を見せる福島県双葉町民
12日、福島県双葉町の避難者が暮らす旧埼玉県立騎西高校(同県加須市)を訪れた「フラガール」。福島県いわき市の温泉施設「スパリゾートハワイアンズ」のダンスチームのメンバーだ。
40数年前、福島県の斜陽の炭鉱町でフラダンスに打ち込み、観光地としての再興に貢献したのは「フラガール」の女性たちだ。時を経て人は変われど、彼女たちは今、避難生活を続ける同郷人を励ますことで再び地域再興に貢献している。
同施設では10月中の営業再開を目指しているが、フラガールたちは「避難者に元気を届けよう」と全国巡業を開始。活躍の場を施設内から避難所に移し、避難者を応援している。
この日は福島県外で初めての慰問公演で、メンバーにも多少の緊張が見られたが、息の合った美しい踊りに、約120人の避難者は目を奪われた。その後、ピンク色の紙でできた首飾りとチョコレートをメンバーが配ると、涙ながらに受け取る避難者もいた。
「うれしい。何も言えない」と感想を語った舘林孝男さん(56)の目は、少し潤んでいた。舘林さんは、舞台で美しい踊りを披露したフラガールサブリーダー、大森梨江さんとは近所づきあいの仲で、大森さんが小学生のころには一緒に盆踊りをしたこともある。「自分の娘みたいな存在」という大森さんの踊りを初めて見て、舘林さんは「大きくなったね。頑張ってる姿が励みになった」と笑顔を見せた。
大森さんは公演後、「うれしい半面、受け入れてもらえるか不安だった」と少しホッとした表情。「来てよかったと思う。同じ県民として、お互いに励まし合いながら前に進んでいきたい」と語っていた。
フラガールは今後、全国各地を訪れ、原発事故による風評被害の払拭(ふっしょく)に努めるという。(清作左)
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