第六十一湯 澄みきった青空に霊峰富士! 湖楽おんやど富士吟景 | 温泉ブロガーの絶景温泉探訪記

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霊峰富士の裾野に位置し、都心からも鉄道や高速バスで2、3時間と比較的アクセスの良い富士河口湖温泉郷。中でも「湖楽おんやど富士吟景」は全客室から河口湖を挟んで雄大な富士山を眺めることが出来ます。河口湖周辺は幾つもの温泉街がありますが、個人的にこの富士吟景からの景色は一、ニを争う絶景と言えます。その理由は最上階にある展望露天風呂「富士見の湯」を見れば分かります。





まずは露天風呂の外観。湯船は長方形で大人15人位は入れる広さ。背後を山に囲まれ、前面に河口湖という贅沢なロケーション。屋上にあるので流れる雲の動きや吹きつける山風を体感して、お風呂の温かみを実感出来ます。



櫓型をした湧出口から無色透明な湯が注がれます。泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉。最上階のため風が強く、気温も低い環境にあるので、塩化物泉ならではの保温効果が高い湯は大変有り難いと言えます。源泉温度43・2度で湯船の温度は42度とほぼ変わらず(低張性弱アルカリ性高温泉という一般的にお肌に優しく、皮膚がふやけやすい湯です)。加温処理されているので湯加減は終始適温で長湯出来ました。



少し立ち上がった角度から富士山とご対面です。眼前にある湯船縁の檜と和風の柵のせいか、日本の象徴である富士山との絶妙な調和を感じます。柵の下には静寂に包まれた鏡面のような美しい河口湖が広がります。以前紹介した同じ富士河口湖温泉郷にある「風のテラスKUKUNA」とはまた雰囲気が違った和風・富士見露天と言えます。







湯船からの富士山と河口湖の絶景の数々。大雪後の晴天だったので、空気がひんやりと澄んで見晴らしが抜群でした。富士山を望む露天風呂はまさに天気との勝負。富士見風呂は四季を通して楽しめますが、やはり富士山がはっきりと見える冬晴れの日がベストと言えます。


湖楽おんやど 富士吟景(こらくおんやど ふじぎんけい)
山梨県南都留郡富士河口湖町浅川132
日帰り入浴不可
河口湖駅から宿泊者専用の送迎バスで5分
※露天風呂の撮影は基本的に禁止ですが、お客様がいない清掃前後に特別に撮影させていただきました。