6日に行ったISK経営塾 には塾生のお父様で書道家
の金山土洲先生がオブザーバーとして出席してくだ
さいました。
講話もしていただくことができ、自分が普段触れる
ことのない話を聞く事ができて、色々と感じることが
できました。
筆には色々とあり(なんでも筆にできるそうです)、
写真真ん中やや左の黒くて太いのは、娘さんの中学生
の頃の髪の毛で作ったものだそうです。
わかりにくいかもしれないですが、真ん中くらいには
孔雀の羽で作った筆も!!ダチョウのもありました。
孔雀の筆とか、見た目からすればすごく
「書きにくそう…」
と思えるものがいくつかありました。
土洲先生曰く…
「書くにくい紙に書きにくい筆で書く…苦労するからこそ
文字に味が出る。書きやすいので書くと、みな同じ字に
なってしまう」
のだそうです。
そして、孔雀の筆には孔雀の筆の…竹で作った筆には
竹の筆なりの…各々の特徴・味があるのだそうです。
固定概念で、私たちは字…筆の線を「いい・悪い」と判別
してしまっていることが多いと思います。
しかし、固定概念を捨てて、その字が伝えるモノを素直に
感じようとすることの大切さ…
そして、筆も使いにくいな…ではなくて、
「じゃ、これでどんな味のある字を書こうか」
って逆転の発想で考えることが大事であるということを
感じました。
筆だけではなく、人も…
私には部下はいませんが、
「あいつは仕事ができない」
「性格があわない」
などなど、あくまでもそれは固定概念。一方では正しいか
もしれませんが、見かたを変えてみたときに、違った味が
見えてくるのではないかと思います。
営業はできなくても事務仕事やらせたらピカイチだったと
か…そういった人の才覚に氣付いてあげることも、大切な
ことなのだろうと思います。
自分自身に対しても、まだまだ他人との比較の中で
「あの人はこうなのに…自分は…」
としてしまっている時が多いなと反省です。
自分は自分の味を出していくこと、これこそが活き活きと
生きていくために必要なことなのでしょうね。
右の字は”雲中白鶴”。
見れば見るほど、鶴の白く美しい姿、しなやかさが見えて
くるようです。素晴らしいな~とは思いますが、先生から
すれば、まだまだ!!時間が限られていたので、一発本番
で書き上げましたが、さすがは芸術家、自分が納得していな
いものを残すことをヨシとしないのでしょう、
「欲しいな~」
と思いましたが、残さずに持って帰られました。
スラスラと書かれますが、その一瞬のためにモノへのこだわり
や、日頃の積み重ね…長い時間がその裏にはあるのだという
ことも教えていただきました。
浜田庄司という有名な陶芸家の先生は、ひしゃくを使って器に
色を”かけて、つける”(表現が稚拙ですが)のだそうですが、
それを見ていた人が
「1秒でできるものがそんなに高いのか!?」
と言ったところ、
「60年と1秒で作品ができたのです」
と言ったそうです。
いつもうちの塾頭がおっしゃっていますが、
「過去の積み重ねが”いま・ここ”」
改めてその言葉をかみ締めることのできる、いい時間でした。



