おはようございます。
ファイナンシャルプランナーのまきです。
先月末に、こんなニュースを目にしました。
《外貨建て保険 苦情が過去最高》
2019年度の外貨建て保険の苦情が、
前年比1割増の2822件と過去最高。
苦情のほとんどが銀行での販売分で
多くが高齢者、もしくはその親族からの苦情。
最近では新型コロナの影響で
解約をしようと思った契約者から
「こんなに損するなんて聞いてない！」
というパターンが多いみたいです。
このようなニュースが出ると
揃って《外貨建ての保険》は悪。
販売する売り手側をも悪。
と決めつけてしまうのはどうなんでしょう。
契約者にとって不要なモノ、
最適ではないものをうまいセールストークを使って
丸め込む様な販売は絶対に許されません。
案内してくれるのが、銀行や郵便局となると
いつも利用している、安心感がある。
信用しやすい部分があるかも。
ただ、契約するのは本人が納得してからです。、
やりたくない人の首ネックを掴んで
無理くりサインさせるなんてことは、
今じゃあり得ないと思っています。
リスクの説明は、
「説明した」「聞いてない」
「伝えた」けど「理解していなかった」
捉え方の違いや思い込み
などもあるかもしれませんね。
2016年から日本はマイナス金利になり、
金利の魅力を語れる円建ての保険は
どんどん姿を消していきました。
その代わりとして、金利が高い
外貨建ての保険が主流になっていきました。
私も過去、銀行で毎月10万づつの
自動積立をしていた時に、その積立の半分を
外貨建ての年金保険に勧められたことがあります。
その時は仕事柄契約できないと丁重にお断りしました。
悪気はないと思うんですね。
銀行さんは低金利&マイナス金利の影響で
定期預金にあるお金をどんどん動かさなくてはいけません。
簡単に言うと稼げなくなってきているので。
預金が増えるほど銀行は負担が増えていきますので、
手数料をいただける金融商品（投資信託・保険など）に
なるべく動かしてほしいというのが本音だと思っています。
定期預金が満期になったり
退職金が入ったタイミングなどで
定期預金との抱き合わせ商品として
投資や保険をお勧めされるケースもあるようです。
人の行動のほとんどは
《感情》で動いてしまうもの。
契約する時も、解約したい時も
ほとんどがその時の感情です。
でも大事なのは、その商品が
自分にとってどんなメリットがあって
その商品を持つ必要性をちゃんと
自分自身で感じているどうかです。
自ら調べて、外貨建て保険を
契約しに行くケースは少ないと思います。
ほとんどが良くも悪くも《勧められて》が
きっかけとなるはず。
自分にとって必要なのかを
販売側に聴く力がマネーセンスです。
重箱のスミをつつくような知識より
「なんで今、コレを勧めてきたの？」
常識的に考えてそれって魅力あるかな？？
そんな《？》が浮かばないと質問することも
出来ないので、なんとなくセールストークの
耳障りの良いところだけ記憶に残り、
結果、「こんなはずじゃなかった」
と嘆いてしまうのです。
私が銀行で進められた年金保険を
断ったのは、そもそも論、
私の家族構成、収支状況も聞かずに
毎月の積立金額を見て、
比較提案してきたからです。
ライフプランもわからず、
他に外貨を持っているかも聞かずに
保険を提案は、商品ありきになっている証拠なんですね。
という私ですが、実は外貨建て保険、既に持っているんです。
加入した理由、現在の状況、今の環境化で有利なのか・・・
こちらで詳しくご説明しています。是非ご覧くださいね
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私が持っている外貨保険で検証してみた
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