手術の前日である今日
術前血液検査がありました
ミカンだったら毎回ブルブル震える病院で
リボンは待ち合い室で震えも鳴きもせず
じっと大人しく座ってました
黙って私の膝の上に乗っている姿を
『おとなしいですね~今日はどこか悪いのかな?』
私『はい、明日手術なので今日は検査に』
『まぁ、そうだったの・・・頑張ってね!』と
ガッツポーズしてくれました
たまたま隣に座っただけなのに
帰り際に、入り口でもう一度振り返って
ガッツポーズ!
優しいお母さんに応援して頂いて
リボンも嬉しかったと思います
待ち合い室では部下のお父さんが
手を握ってました
モチロン、私の手・・・
ではなく
リボンの手をっ
『ボンちゃん♪一緒に頑張ろうな』
出会って1ヶ月も経たないのに
すっかり仔ボン脳♪になった部下のお父さんです
血液検査の前に、
先日と同じエコー検査をもう一度することになりました
仰向けにされて、両手足を看護婦さんに持たれながら
瞳は私とお父さんを見つめているリボンに
(大丈夫、大丈夫♪すぐ終わるからね)と心の中で話しかけました
前回よりも入念に
『これが肝臓です、これが脾臓で・・・ここが腫瘍です』と詳しく診てくれました
先生が
『ん?・・・あ、大丈夫か・・・ん?んんっ?・・・』
と言うたびに
ヒヤッとする私達
胆嚢も少し炎症していたみたいですが、こちらはまだ経過観察で良いとのこと
詳しく細部まで診て頂いて
やはり脾臓は全部摘出することに変わりなくて
今のところ肝臓には何もないようだけど、
脾臓の腫瘍が悪性の場合は取り除いても、数ヵ月後に肝臓に転移してる可能性もあるとのことで油断は出来ない、とのことでした(>_<)
血液凝固の検査の為に、
首から血液を採取されるリボン
首の毛をバリカンで剃って、
首をのけ反るように上に向かされても
鳴き声ひとつあげず、身をよじることもなく
ずっとおとなしいリボン
自分の為の検査だ、と分かっているのだろう
その健気な姿に
何としてでもこの仔を助けたいと強く思った
血液検査に20分ほどかかるので
待ち合い室で座ったら
オチリから『プリっ♪』と私の手に
朝ん歩してすぐ来たのに、またプリっ♪と出るだなんて
やっぱり怖かったんだね~(;^_^A
所持してたタオルでキレイにオチリもふきふき♪
そうこうしてると、
血液検査の結果が出たのでまた診察室に呼ばれました
リボンの血液はとても良好でした
血液の凝固は基準速度より早く
他の項目も基準値よりも良いものが殆どで
手術に耐え得る立派な身体をしてました
明日の手術に向けての説明を終えると先生が
『あ!そういえば、
私、手術の費用のこと
何もお話ししてませんでしたね
えっと、
あれとこれと、
あとこれで・・・
全部で100万円になります』
ひゃっ、
ひゃっ、
100万円~っ?!
汗ダラダラになりながら
でも!リボンが助かるなら・・・
『あ、間っ違えた♪
一ケタ多かったです(笑)』
すぇっ、
すぇんせぇ~っ
笑えませんってぇ
でも、先生がこんな風に笑わせて(?)くれたのにはワケがありました
診察室に入って開口一番
『もしかしたら、リボン君の腫瘍は良性である可能性が高くなりました』
えっ・・・!本当ですか?!
『殆どの悪性の場合、血液検査で貧血の結果が出るんですが、リボン君は貧血が出ませんでした』
『勿論、取り出した脾臓を病理に回して検査結果が出ないとはっきりとは分かりませんが、僕が今まで診て来た中では良性の可能性が高いと言えます』
・・・っ、(T^T)
『明日に期待しましょう
リボン君また明日ね』
リボンは先生と私達の話を全て理解していたように思えるんです
病院に行く時は憂うつそうな顔をしてたのに
帰りはニコニコ
『ボクのカッコ良さには変わりないぞ♪』
かぷすけも出現しました