それから・・・どのくらい時間が経ったのだろう
静かに朝をむかえた
今日は私が中心となって進めなくてはいけない、会社のイベントがある事を思い出した
でも・・・こんな状態で行ける訳がない
社内で1番仕事ができる女友達マユに電話をしてお願いすることにした
ゆぅ「もしもし・・・実は・・・・」
言葉にすると、涙が溢れてきてうまく言葉にならない。
マユ「・・・・イベントはまかせてください。なんて言っていいのか・・・・・すみません言葉が思いつきません・・・」
ゆぅ「ありがとう。。。お願いします。。」
電話を切ってしばらくすると、ナオのお母さんが話し掛けてきた
母「ゆぅちゃん・・・ナオはね・・・毎日おいしいご飯を作ってくれて、お弁当まで作ってくれるって、幸せだって・・・電話をする度に私に言ってくるのよ・・・でもね、バイクであなたの所に行くのは、遠いし危ないからって何度も注意していたのよ」
そう・・私の家からナオの会社までは30kmもある
毎日、バイクで通勤するには、距離がある上に危険だ
わかっていたにもかかわらず、私はずっとずっとナオに甘えていたのだ・・・
ゆぅ「すみませんでした・・こんな事になるとは・・・」
母「いえ・・ナオが好きでしていた事なのだから仕方ないんですよ・・それよりも、本当に大事にしてもらっていたみたいで・・ありがとうございました」
こうして、お母さんと初めて会って話すことができた・・・でも、ナオは眠ったまま眼を覚まさない・・・・
連れてきてくれた孝之のおかげで、その日はナオのそばにいる事が出来た