術後一週間くらいから、何となく切断して無くなった部分が痛むようになりました。
元々麻酔から目覚めたときから存在しない左脚の感覚はしっかり残っていたのですが(幻肢)、その幻肢部分に幻肢痛が起こってしまいました
私の場合は、腫瘍があった踵部分の痛みが最も激しかったです。
強い電流を流された感じ、とよく言われますが、そんな感じですね。痺れるような痛さ
あと何か器具でギリギリと締め付けられるような感じもしますし、熱した金属をあてられて灼かれるような感じもしますし。
何にせよ不快極まり無い痛みです
それが突然起こり、断続的に続きます。
痛い部分に手を当てて和らげようとしても、その部分には何もない…
手術前から幻肢痛については説明を受けていましたが、こんなに厄介なものだとは
原因はまだ解明されていませんが、一説には突然あるはずの体の一部分を失って、脳が誤作動を起こしていることが幻肢痛を引き起こしている、とのことなので、なるべく切断した左脚を見るようにして、「もう無いんだよ。」と脳に言い聞かせるようにしていました。
効果があったかどうかは不明
あとはリリカという幻肢痛にはよく使用される痛み止めを処方されました。
こちらも効果があったかは不明
身体は日に日に元気になっていましたが、幻肢痛も日に日に酷くなっていきました。
腫瘍の激しい痛みから解放されたと思ったのに、今度は訳の分からない幻肢痛で苦しむなんて