ドイツに留学出来た事は、私にとって生涯を音楽教育に捧げるきっかけとなりました。

「再び日本の地を踏む事が出来るだろうか」という思いも秘めて、留学中だった主人の許へ。

当時3才だったばかりの長女、香子を連れて出発した日の事は、今も忘れられません。

ベルリンに下り立った時の美しい街の情景、ベルリンフィルハーモニーの演奏会、全てが別世界で、接する人々の心は豊かさにあふれていました。

その体験を活かしたい、との思いで、小さいながらも音楽院を設立。音符ビッツ教室、ピアノ教室、ハープ教室を通して、心の豊かさを育みたい。

1音ずつに込められる愛のタッチがやがて人格を形成してゆきます。