M様邸の大規模改修工事が終了しました。
2ヶ月以上の長丁場でした。
築約25年程の家でしたが、なかなかしっかりとした普請でしたので工事もそこそこ大変でした。
しっかりとした普請なのに大変と言うのも少々矛盾した表現ではありますが、つまりリフォームというのは住宅のいくらかの既設部分を解体した上で行うので、しっかりと造られているとその分解体するのは手こずったりします。
新築時の職人さん達の立派な仕事に対して不満と言うのもおかしな話ですので、そこには敬意を表しててこずりました!
これから秋も深まりあっという間に正月です!
店などに入ると既にクリマスソングが流れているところもあったりで流石にずっこけそうになったりもしますが・・・。
去年の台風被害によるリフォーム工事はやっと一段落しました。
今年は千葉県を中心に関東、東海、中部地方で大きな台風被害と水害に襲われて大変な事態になりましたが、あらためて自然災害の猛威を思い知らされました。
去年から被災住宅の改修をやっていて感じたのは、ロケーションに合わせて考える普請というのが肝心だなと思いました。
デザイン性、つまりは見てくれもとても大事ですが、この災害列島においては、台風、火事、水害、地震に対して地域、場所、地形などの特性によって起こりうる危険性を意識しないといけないなと、強く感じました。
例えば、低地で近くに整備が行き届いていない氾濫しそうな河川がある土地では、家の基礎を高基礎にしたり、木造住宅でも1階はコンクリートの掘り込みガレージにするとか・・・。
こちらは昨日終わったD様邸のバルコニーの防水工事です。
ここには波板張りの屋根があったのですが、去年の台風で吹き飛ばされてどこに行ったか分かりません!!
過去に3度の防水工事を行ったそうですが、去年屋根が無くなって日射しが直撃しだしたせいか、だんだんと、そして急にめくれ始めたそうです。
2回目、3回目に状態があまり良くない上に防水剤を塗ったようであちこち浮いている状況でしたので、今回全部めくってしまいました。
ここまでやれば、次回のメンテナンスが楽で安く上がります。
トップコートの塗り替えだけで済みます。
例えれば、疲れた肌に化粧ののりが悪いといったようなところで、下地をしっかりと造れば長期間機能します。
こちらは一昨日に完了したI様邸のキッチン改修工事です。
フローリングを貼り替えて、システムキッチンを入れ替えました。
I様は私にとってはいちばん古くからのお客様で、もう20年以上のお付き合いです。
増築や外装、内装、設備工事と、数年ごとにリフォームの発注をいただいて誠にありがたいことです。
「もうこれでさわるところが無くなったな、これで終わりかな」とおっしゃっていましたが、そう言われるとなんだか寂しくもなりますが、I様にとっては心配が要らないくらいに住まいが整備されたということでもあり、それはそれで喜ばしいことです。