変奏のカタチ。
『ゴルトベルク変奏曲』の30の変奏を、順を追ってご紹介しましょう。
(アリアの紹介はこちら)
【第1変奏】
ポロネーズ風の舞踏リズムによる、2つの声部でできた曲。だけど、まるで大勢で合奏しているみたいに、豪華に聞こえる。不思議!
【第2変奏】
3つの声で出来ている。心地よいベースの響きの上で、2つの声部がかけあいをしている。次の第3変奏を予感させるかのような、模倣スタイル。
【第3変奏】「同度のカノン」
カノンというのは、ある声部のメロディを、ほかの声部が真似(模倣)しながら追いかけていく技法のこと。パッヘルベルのカノンが有名かな。あとは「かえるの歌」の輪唱とか。
同度=全く同じ音、からスタートするカノン。この後に続く変奏にも要注目。この『ゴルトベルク変奏曲』、3の倍数で、必ずカノンが置かれているんです!
【第4変奏】
4声の各々が独立しつつも美しく調和する、いわゆる厳格な多声音楽(ポリフォニー)。
18世紀フランスの宮廷で大流行した、早い3拍子の舞曲であるパスピエみたい。
【第5変奏】
まえの厳格なポリフォニーとは対照的な、トッカータ風の曲。速いパッセージや即興的な性格も持ち合わせていて、左右の手の交差が続きます。
【第6変奏】『2度のカノン』
「ソ」から始まったメロディーを、カタチそのまま少し遅れて違う声部で「ラ」からスタート(ソとラは楽典でいうところの「2度の関係」なのです)。
バッハの2度フェチなんです、私♡
【第7変奏】
珍しく楽譜に指示が!「ジーグのテンポで」と書かれている。これはフランス風のジーグを指していて、8分の6拍子で付点のリズムを中心に、広い音程を使っているのが特徴です。元気になる曲!
【第9変奏】『3度のカノン』
その名の通り。
【第10変奏】
4声のフゲッタ(ちいさなフーガ)。『ゴルトベルク変奏曲』の3分の1、ここにて終結!という感じの、堂々とした曲。
きょうはここまで![]()
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あ、髪の毛をバッサリ切りました。


