そうか、1994年に高校一年生だったひとから学習指導要領改訂を経て家庭科が女子のみの教科からすべての生徒必修となったのか。となると、いまの北見市議会議員は全員、北見市職員で管理職になっているひとたちほとんどの男性も小学校で「少しだけ」生活科学である家庭科を学んだだけとなる。
こういったひとつをとっても、ジェンダー平等の学びが薄かった世代のひとりであることを常に意識し、市政に携わらなければいけないと思いました。

男女共同参画法制定が1999年、男女雇用機会均等法制定が1985年。いや、それよりもっと前からジェンダー平等の課題は山積していたわけだから、じぶんが「昭和の世代」だからといって、平成、令和の時代になって急にジェンダーをより意識することで発言に注意せざるを得ず、生きづらくなったとは言えませんね。

ジェンダー平等の考え方の原則として、ひとを属性で固定しないこと、そのひとへの扱いや環境が公正であるかどうか、女性、男性、あるいは男女の性別二分法によらずあらゆる性自認をもつひとに不利益が及んでいないか、及ぼす可能性はないか。じぶんはそんな考えでいます。

じぶんはそんなに差別と思わないからといって、不利益を受けるひとがいるということを政治家として、あっさり看過してはならないということです。

『10代のうちに考えておきたいジェンダーの話』(堀内かおる著 岩波ジュニア新書)。



若者向けで読みやすい話しです。

深夜読みながら寝落ちし、予算審査特別委員会最終日の朝を迎えました。

定例北見市議会は明日3月22日閉会予定です。