福祉民生常任委員会視察報告(11月7日~10日)富山・新潟県


◯117日 富山市まちなか総合ケアセンター

子育て支援や、在宅医療など先進的な富山県富山市。

産後ケア応援室、病児保育室などの事業概要や利用状況について学びました


産後ケア応援室は「出産後、急激な体調の変化がある中で慣れない育児に奮闘しているお母さんに寄り添いながら、明るい気持ちで子育てができるよう専門家がサポートする施設」(同施設リーフより抜粋)。


病児保育室は保護者が仕事の都合などがある場合、保護者に病児保育専門士や看護師などが保育看護をする「病児・病後児型」、保育所などで子どもの体調が悪くなって保護者が迎えに行けない時、看護師と保育士がタクシーで迎えに行き、受診後、病児保育室で預かる「お迎え型」のメニュー。


このほか、在宅医療の推進を目的に、在宅医療のみを行う「富山市まちなか診療所」の仕組みについてお話をお聞きしました。




◯118日 長岡市議会、市役所。

子育て支援施策と全国初の屋根付き広場と保育士のいる公園「子育ての駅」を視察しました。


子育て支援先進自治体の新潟県長岡市。施策全般と「子育ての駅」など子育て支援施設にご案内いただき、保育士や子育てコンシェルジュの相談対応の仕組みなどについて学びました。施設内では様々なイベントも企画されています。


「雨や雪の日でも、子どもをのびのび遊ばせたい」という雪国の子育て世帯の保護者の声を実現したものです。











北見市の「パラきたキッズ」は現在リニューアル工事中。令和5年度に新しい施設がパラボ6階にオープンします。


◯119日 三条市議会、市役所。男女共同参画、LGBTQ施設についてお話しを伺いしました。

北見市と同じ今年パートナーシップ宣誓制度をスタートした三条市。


制定までの流れやこれからの課題について、同時にスタートしたファミリーシップ制度についてもその内容と、導入経過について学びました。


三条市のファミリーシップ制度利用該当者は、①パートナーシップにある方の一方または双方の子(実子又は養子)を含めた近親者 ②パートナーシップにある方の一方又は双方がファミリーシップ対象の方と生計が同一である となっています。


私が議会で北見市に対しパートナーシップ宣誓制度を提案するとき、ファミリーシップ制度についても同時提案する考えはありましたが、議論を複雑にしないためにまずは早期のパートナーシップ宣誓制度制定を優先しました。


他自治体の動きを参考にしながらファミリーシップ制度の議場での提案、パートナーシップ宣誓制度の改善などについてはこれから議会でお話ししていく考えです。






視察に際し、富山市、長岡市、三条市関係者のみなさまに大変お世話になり、貴重なご教示をいただきました。

それぞれのみなさまに福祉民生常任委員会を代表して心よりお礼申し上げます。


北見市民のみなさまには、視察において得た知識を市政に還元するため、議会質問などを通じ政策提案していくことをお約束いたします。