定例市議会一般質問の発言(質問)通告を昨日終えました。本定例会から試行導入となる「一問一答方式」を選択。

(2021.12.07 北海道新聞北見面 「4氏」のうちの一人です)


複数の問いに対しまとめて市が答弁する方式と違い、再質問以降ひとつの問いにすぐ市が答弁することになり、市民のみなさんに議論がわかりやすくなるメリットがあります。再質問回数も持ち時間内であれば制限がありません。

従来の方式にもメリットはありますので、議員がどちらを選択するかはそれぞれです。


一般質問順の抽せんでは一番くじを引きました。

正直なところ、もう少し後ろの順番を引ければと思ったのですが、同僚議員のみなさんから「北見市議会での一問一答方式の一番目という記録が残るね」と言われ、なるほど、そういう考え方もあるのかなと。


代表質問の進行状況によりますが、8日(水)の終盤、あるいは9日(木)の最初がいまのところの登壇予定です。


市議会ホームページに通告内容が掲載されていますが、

https://www.city.kitami.lg.jp/administration/town/detail.php?content=8322


もう少し詳しく、質問の主旨を事前にお知らせします(※印部分)


第4回定例北見市議会一般質問(項目2と3が一問一答方式の中心) 小野卓也 


1.地域公共交通の担い手について

バス・タクシーの運転手不足の課題がある中、市が現在行っている支援策を示させます。また、市内路線バスシェア率90%強の北海道北見バスの運転手年齢構成を紹介し、将来の運転手不足に対し市の認識とさらなる対策の必要性を意見します。


2.市における障がい者雇用のあり方について

ここ数年の市役所一般職における障がい者枠の求人と採用結果について説明を求めます。

また、障がい者とともに働いていくことは採用部署だけで考えることなのか。マッチングの意味も含めどのような求人、採用の仕方があるのか提案型で議論していきます。

障がいをもとうと、そうでなかろうと、働く意味には生活の糧のためのほか、社会参加、やりがいなど様々です。

法定雇用率を達成できればそれは望ましいことではありますが、ただ達成すれば良いというものではありません。

長く働くことができる環境整備も含めて、数値の達成ありきではなく本質的な議論を展開します。

障がいの有無でというより、だれでも、すべてのひとが働きやすい社会をつくるという視点が重要です。


3.高齢難聴者と聴覚障がい者への対応について

聴覚障がい者への対応については「要約筆記者養成」というテーマで前回の代表質問でスポットをあてました。

ここに加齢による難聴者も加え、どれだけの市民の方々が聞こえがよくなく不自由しているのか、これから増えていくのかを明らかにします。

市が2ヶ月前に福祉事業(日常生活用具の給付メニュー)に「携帯型自動筆談機」を加えたことを紹介・評価し、こんどは市役所本庁舎や各総合支所窓口に「タブレット型自動筆談機」を導入することを求めます。

また、この自動筆談機を活用しパソコンを経由しプロジェクターで映写することにより、市のイベントなどで「要約筆記」に近い環境を実現することが可能です。イベント参加など外出機会を増やすことができるのです。


市がいま準備を進めている「(仮称)コミュニュケーション支援条例」は理念条例です。

この条例が完成し、あわせて自動筆談機のような新たなコミュニケーションツールを市が積極的に導入することで、理念条例がより実効性を持つことになるのです。

難失聴者で手話に対応できる人はごくわずかということもありますが、障がいの有無にかかわらず、市民だれもが住みやすい環境整備を市に求めます。


北見市議会本会議は議場での傍聴のほか、議会ホームページからもライブ配信いたします。


聴覚にかかる質問をしながら、現状議会中継に文字表示がないことをお詫びしますともに、議会を構成する一員として、このことも重要な課題と強く認識しています。

議事録について、活字によるものをご希望の方には後ほど提供させていただきます。


(録画放送については、HP掲載まで一定の時間を要します。ご容赦ください)