シリーズ 令和3年第1回定例北見市議会 一般質問と答弁


.観光振興(周遊バスやアルゴグラフィックス北見カーリングホール、カーリングにかかる地域おこし協力隊の新設)について


(小野)ピーチ便(LCC)女満別・東京成田便が就航。ビジネス利用のほか、観光需要への期待も高い。今後路線継続していくために市はどのような支援や行動をしていくのか。


(市)路線継続のためには高い搭乗率が必要。航空券宿泊がセットになった旅行商品の助成や、レンタカー助成などを行ってきた。今後も路線維持に向けて取り組む。


(小野)現状はコロナ収束への取り組みが優先だが、コロナ収束後を見据え、北見への誘客のために市も支援し北見観光協会が行ったピーチ便就航記念の無料周遊バスなどのその後についてもいつか考えていくべきではないか。観光周遊バス、二次交通の必要性について市の認識は。


(市)有効な施策と認識しているが、採算性等の課題を含め、交通事業者や観光関係団体などと協議を行って行きたいと考えている。



(小野)新年度、コロナ禍における観光施策は。


(市)北見市は、観光客が「密」にならず、適度な「疎」を保ちながら楽しめる観光スタイルに親和性が非常に高い地域である。

昨年オープンしたアルゴグラフィックス北見カーリングホール等の活用や、毎年の収穫期を見据え取り組むじゃがいも掘りや白花豆畑の見学、ホタテの殻剥き体験など、北見市ならではの、食を組み合わせた農泊事業など新たな着地観光商品について、旅行会社等へのPRを含め市内外に対し情報発信し新たな客層を誘客する。

現状、コロナワクチン接種が順次開始されている状況だが、国や道の施策、新しい生活様式や新北海道スタイルを意識しながら各種団体と連携を図り進めていく。


(小野)新設のアルゴグラフィックス北見カーリングホールの体験利用状況、旅行業界への宣伝活動後の旅行代理店などの反応は。


(市)オープンから本年2月までの4ヶ月における講師付きカーリング体験コースの利用状況は38件、述べ215人となっている。旅行代理店など観光商品の造成に向けた相談や問い合わせはあるが、コロナ禍であり具体的な商品造成には至っていない。一方道内小学校や高校から修学旅行でもカーリング体験を予約いただく動きもある。引き続きカーリングを活かしたまちづくりやカーリングの普及振興に努めていく。



新設のアルゴグラフィックス北見カーリングホール


(小野)新たな、カーリングにかかる「地域おこし協力隊」の具体的役割は。


(市)カーリングを市民により身近に感じ、親しんでもらえるよう2つの通年型カーリングホールを活用し、独自に活動してもらうことを想定している。教室や体験会の実施を始め、学校授業の指導補助や少年団、部活動への協力など、幅広い年代への普及活動を担ってもある他、情報ツールを活用したカーリングの情報発信を行っていただく。

カーリングシティ北見ラッピングバス

アドヴィックス常呂カーリングホール


(5.パートナーシップ制度に続く)