シリーズ 令和3年第1回定例北見市議会 一般質問と答弁

パートナーシップ制度、コロナ禍における公共交通、コロナ後を含めた観光振興、留辺蘂地域コミュニティ交通などについて市に質しました。内容の一部を報告いたします。



.コロナ禍における地域公共交通(バス)の現状と生活路線の維持、高齢者バス乗車証について


(小野)市内路線シェア率9割超である北海道北見バスに取材したところ、新型コロナの影響を受け、都市間バスや貸切事業、三輪・小泉線など黒字であった一部市内線も含め全て赤字に転落している。

同社は都市間バスの減便や国の支援制度を最大限活用するも大変厳しい状況。市が路線維持のため多額の補助金を例年拠出していることは承知している。現在、全国で系統路線廃止など住民生活に影響を及ぼす動きが出ている。

市民の生活路線を守る視点から市の今後の対応について伺う。


(市)定期的な事業者との情報交換の中で、新型コロナの影響を受け、大きな減収となり経営上も大変厳しい状況と伺っている。今後の新型コロナウィルス感染症の状況を勘案しながら、「市内補助対象路線を拡大する」とともに、安定的に市内路線を維持すべく対応について検討していく。



(小野)高齢者バス乗車証(助成)の制度設計について聞く。高齢者外出促進のために重要な施策で好評だが、一方、バス停が近くにあるかどうかなど住民によって利用環境は様々であり、不公平感について耳にすることがある。バスだけではなくタクシー利用なども選択できないかとの声がある。市民の多様な声がある中、更新時期の令和4年度を控えトータルの制度設計の必要性についての見解は。


(市)「市長への手紙」を通じてタクシーなどバス以外の交通手段に対する助成や利用者負担額のあり方について意見が寄せられている。あらためて制度運用上の課題解決に向けた制度のあり方について検討を行う。

子どもたちが描いた「お絵描きバス」


(2.バス待合環境に続く)