放送作家の小野高義です

10試合連続打点記録を続けていた大谷選手

連続打点記録の更新とともに

3試合連続の先頭打者ホームラン

日本人初のスプラッシュヒット達成なるかと期待された

今日のジャイアンツ戦は

3打数で内野安打1本

注目の第一打席も三振で

11試合連続打点と3試合連続先頭打者初球ホームラン

はなりませんでした

ついでに

ヒットを打てば24試合全て勝利

という神話を作り続けていたロハス選手も

ヒットを打ったのに

ドジャースは

サヨナラ負けを喫し

けっこうさんざんな1日でした

　　◇

きょうは

完全に出鼻をくじかれたと思います

なんといっても第一打席の3球目

ツーナッシングからの3球目は

キャッチャーがインコースを要求したにもかかわらず

の抜け球の逆球

で

明らかにボール

と思ったらストライクのコールで三振

大谷選手もビックリしてました

日本でも誤審はたびたびネットで炎上しますが

完全にスケールが桁違いの

まさにメジャー級の誤審だな

と思いました

　　◇

日本で

このレベルの誤審をすれば

それこそ

佐々木朗希投手の時の審判白井氏の炎上騒動か

もしくはそれ以上に炎上して

なんなら審判の引責問題に関わるくらいの大問題に発展しているんじゃないか

という気がしますし

そもそも

炎上する前に

コールされた選手がバットもヘルメットも投げつけるし

ベンチ全員が一斉に飛び出してくるくらいの勢いで

大荒れすることは想像に難くありません

　　◇

メジャーは

審判は絶対的な神であり

抗うことは許されない

という不文律が

日本人の感覚ではあり得ないくらい強固に存在しています

良くも悪くもこれが伝統で

1人絶対的な権力者がいるからこそ

血の気の多い外国人たちが集まっても

さしたる乱闘やすったもんだは

ことのほかレアである一方

こうしたレベルの低い誤審だらけの審判が

ちょいちょい見受けられる

ということもあります

　　◇

これはたぶん文化の違いで

多民族国家のアメリカでは

厳密にルールを決めておくことで

ようやく秩序を保てますが

暗黙の了解

や

それぞれの良心や常識

という概念が存在する日本では

そうした絶対的権力を委ねなくとも常識の範囲内の概念の中で

ルールは守られ進行していき

むしろ、

裁くべき人間に「正しさ」「正確さ」という職務における責任を求めるので

自然と当たりが強くなり

裁く者はその職責によって自らを縛り、技術の向上を図らざるを得なくなる

ということでしょうか

　　◇

技術的におかしなことをする審判でも審判でいられるのは

ストライク、ボールの判定をする

という職務以上に

試合を司る絶対的権力者としての存在そのものの重要さ

があるからでしょう

常識や暗黙の了解というあいまいな概念で秩序を保てるのが

単一民族の日本人の特性でもありますが

宗教やルールで秩序を保つ多民族国家アメリカやその他多くの国々では

こういう

まさに

「おれがルールブックだ」

という神様の存在が必要なのでしょう

…みたいなことを思ったりもするけど

やっぱり今日の判定はないよなあ

と思う夜なのでした

というわけできょうはこのへんで

小野高義でした

審判さん、いくらなんでもそれストライクはきついわー