Thank you for your comming
妻と1歳の息子、3人家族で過ごすための
マイホームを計画中

< 登場人物一覧 >
2021.08 マイホーム検討開始
2021.11 土地売買契約
2022.03 土地引渡し
2022.07 建築請負契約
2022.09 着工
我が家の長男・しらたまは保育園児です。
ちなみに現在は0歳クラス
なので来年の引き渡し&引っ越し後、保育園の転園が必要
今日はその、転園先の第一候補の保育園に見学に行く予定です
良い感じの園だといいな
それでは本題。
本日から「オススメ間取り・仕様シリーズ」をやろうかなと思います
不定期ですw
これはですね、読んで字の如く、
「個人的にこういう間取り・仕様がオススメだよ!」
っていうのを紹介するシリーズです
ぼくが実際に採用した間取り・仕様をご紹介することもあれば・・・
採用したかったけど諸事情(主に予算)で採用できなかった間取り・仕様をご紹介することもあります
「自分ちで採用したけど、これ最高」
「わたしもこれ採用したかった」
「むしろ採用しなくていいよこれ」
などなど、ご意見もお待ちしておりますのでコメントはお気軽にどうぞ
というわけでやっていきたいのですが、記念すべき第一回のテーマは
玄関を凹ませる
ことについてです
人類は天候には勝てない生き物
ちょっとコンビニ行こうかな。
そう思って外に出たら、想定外に雨が降ってて、コンビニに行くのを諦める。
こんな経験、皆さんもありませんか
ぼくは超ありますよ。
ぼくはね、雨に濡れるのが好きじゃないのですよ
というかこれ、全人類共通の願いだと思ってるんですが違いますか
玄関周りが鬼門
一戸建てにおいて「雨に濡れない」ことを考えたとき、最も鬼門となるのが玄関周りじゃないでしょうか。
家を出入りするにあたって必ず通る場所であり、雨に濡れる場所と濡れない場所の境界に当たりますからね
例えば、雨の中帰ってきて
- 傘を閉じる
- 玄関の鍵を開ける
- 荷物を一時的に置く
- ベビーカーを折りたたむ


軒・庇の深さが物を言う世界
玄関周りで雨に濡れないためには、軒や庇の深さが絶対正義です。
屋根と一体化しているのが「軒」です。
出所:RoomClip
壁からニョキってしてるのが「庇」です。
出所:RoomClip
玄関にかかったコイツラが深ければ深いほど、雨をシャットダウン。下に入った我々人類を守ってくれるわけですね
具体的には、軒・庇が1m以上、可能なら1.5mほどあれば、かなりの雨を防ぐことができます
工法の限界がある
日本で最も採用されている木造住宅の工法が、木造軸組み工法(在来工法)です。
この工法では、軒・庇の深さに構造的な限界があります
例えば、以下のような間取りの家がのことを考えてみます。
適当なので整合性が取れてないところもありますが許して
まぁ、よくある間取りだと思います。
この間取りの場合、玄関の真上に屋根がありません
そのため、雨を防ごうと思うと庇が必要になります
ところがどっこい
木造軸組工法では70〜80cmほどの庇(軒)が限界です
雨を防ごうと思うと最低でも1mくらいは欲しいですから、ちょっと心もとないんですよね
これが工法の限界です。
ちなみにこれは工法によって違います。
鉄骨造の場合は1m以上の軒・庇も普通に実現できたりしますw
ただしこの問題は施工方法によってはクリアできます。具体的には・・・
出所:RoomClip
出所:RoomClip
出所:RoomClip
こんなふうに、柱や壁を使えば軒・庇を支えれば、いくらでも深くできます。
しかし、そうするとまた別の問題があるんですね。
予算と土地にも限界がある
上記のように柱・壁をつくるには、基礎が必要です
つまりコストが大きく上がってしまいます
これが予算の限界。
そして基礎をつくって柱や壁をつくるとなると、
- 建築基準法
- 民法
により、隣地境界線からの離隔距離の規制対象となります
具体的には、隣地境界線から50cmの離隔距離を取るように定められています。
ちなみに民法上、窓がある場合は1m必要なはず。
世の中、広い土地ばかりじゃないですよね
特に都心部に家を建てる場合、この隣地からの距離の問題はシビアになってくるはずです。
これが土地の広さによる限界です。
玄関を凹ませれば解決
こちらをご覧ください。
先ほどご紹介した間取りを少し変えた間取りです。
適当なので整合性が取れてないところもありますが許して
変更点としては
- 玄関部分を凹ませてる
- 凹みに合うよう、1階の他の部分が少し広くなってる
- 延床面積を揃えるため、2回を変更し狭くしてる
こんな感じ。
赤が外壁のラインなんですが、玄関部分だけ凹んでることがわかります。
実例写真で見るとこんな感じ。
出所:RoomClip
こうすれば、理論上いくらでも軒を深くすることができます
間取りを調整すれば、極端に延床面積を増やす・減らす必要もないと思います。
施工面積は増えるかもしれませんが・・・
しかも玄関の市によっては、横からの吹込みも防げますから、とてもオススメです
まとめ:採用したかった
はい、オススメ間取りシリーズの第一回、いかがだったでしょう
初回にしてかなり熱量がこもってしまったのですが・・・
実はこの間取り、ぼくが採用したかったけどできなかった間取りなんですよね
たぶん、間取り関連でぼくが後悔するとしたら、一番がこれだと思います
というわけで、今から間取りをつくるよって方は参考にしてくださると嬉しいです
また採用したけど最高だよ!って方はコメントで自慢してってくれてもいいですよ