こんにちは、鹿児島市の ONO整骨院 です。
今回は、突然の肩の激しい痛みを引き起こすことがある 「石灰沈着性腱板炎」 について解説します。
「夜中に急に肩が痛くなった」
「腕を少し動かすだけで激痛が走る」
といった症状で来院される方の中には、この石灰沈着性腱板炎が原因になっているケースがあります。
石灰沈着性腱板炎とは?
肩関節の周りには「腱板(けんばん)」と呼ばれる4つの筋肉があり、腕をスムーズに動かすために重要な役割を果たしています。
石灰沈着性腱板炎とは、この腱板に リン酸カルシウムの結晶(石灰) が沈着し、炎症を起こすことで強い痛みを引き起こす病気です。
発症のメカニズム
なぜ腱板に石灰がたまってしまうのでしょうか?いくつかの要因が関係していると考えられています。
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血流障害
腱板の一部は血流が少なく、老廃物やカルシウムが溜まりやすい環境になっています。当院の患者様ではデスクワークの方が発症されるケースが圧倒的に多いです。 -
加齢や負担の蓄積
40〜60代に多くみられるのは、腱の質の変化や長年の使用による影響があるためです。 -
ホルモンや代謝の影響
女性に比較的多いのは、ホルモンバランスやカルシウム代謝が関係しているといわれています。
沈着した石灰は、炎症が起きるまでは無症状のことも多いですが、急に炎症が起こると 「肩を動かせないほどの激痛」 となるのが特徴です。
主な症状
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夜間に強い肩の痛みで目が覚める
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肩を少し動かすだけで激痛が走る
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腫れや熱感を伴うこともある
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数日〜数週間で症状が落ち着くこともある
対処方法
医療機関での治療
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痛み止めや注射:強い炎症がある場合、整形外科で処方されることがあります。
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リハビリ・理学療法:炎症が落ち着いてからは可動域を回復させるために必要です。
整骨院でできるサポート
当院では以下のようなケアを行います。
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炎症を落ち着かせる施術
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神経にアプローチし、筋肉・腱板の柔軟性を高める施術
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肩甲骨や姿勢のバランス調整
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再発予防のための日常生活指導
ご自宅でできるセルフケア
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急性期(痛みが強い時期)は 安静 が基本、三角巾や専用のサポーターで堤肘
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痛みが落ち着いたら 温めて血流を良くする
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動きが出てきたら肩甲骨のストレッチや軽い体操を無理のない範囲で行う
まとめ
石灰沈着性腱板炎は、ある日突然強い肩の痛みを起こすことがあります。
ただし、正しく対処すれば回復する病気です。
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発症メカニズムは「血流・加齢・代謝の影響」
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強い痛みの急性期は「安静・冷却」
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回復期には「リハビリ・整骨院での施術」が有効
肩の激しい痛みでお困りの方は、我慢せずに一度ご相談ください。
鹿児島市の ONO整骨院 では、石灰沈着性腱板炎を含めた肩の痛みに対して丁寧にサポートいたします。
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