でもやっぱり糖質制限中は食えない。

それでラーメンに思いを馳せるうちに南極料理人という映画を思い出した。

映画の舞台は、南極昭和基地から1000キロ離れた標高3800m、富士山より高いところにあるドームふじ基地。

そこで隊員8人分の食事を冷凍やら乾燥やらの食料で料理を賄う海上保安庁からの出向料理人を主人公にした面白映画。😁

そのストーリーの最後の方で、ラーメン好きの隊員が夜中にラーメンを食いまくり、とうとうインスタントラーメンが底をつくという事件が起こる。

ラーメンが食えなくなった隊員が料理人に懇願するが、かん水が無いために麺を打つこともできない。

そこで別の隊員がかん水について調べたところ主成分が炭酸ナトリウムであることを突き止める。

炭酸ナトリウムはベーキングパウダー(ふくらし粉)の主成分で、それに塩を加えればかん水の代用になるのでないかと提案する。



観た当時は、

ほおおおおお…😳

と驚いたもんだが、実際かん水など名前は知っててもその役割とか小麦粉の麺に対する影響など知りもしなかった。

で今回気になって調べたら、かん水は簡単に言うとアルカリ性の水溶液のことだった。

その成分として炭酸ナトリウムや炭酸カリウムがあるが、昔は中国でも木灰などを水に溶かして上澄みを取り使っていたらしい。

植物などの木灰は有機物を全部燃焼させた残りカスで植物にはカリウムがたくさん入ってるからその灰を水に溶かすことで水をアルカリ性にする。

他にはミネラルの大量に入った水をかん水として使ったとも書いてあった。

小麦粉にかん水を入れて練ると、小麦粉のグルテンというタンパク質が反応して独特のコシや粘りを作り出す。

これが中華麺独特の味わいや食感を作り出すのでラーメンには必須アイテムなのだ。


海水からもかん水は作れるらしいし、重曹を熱分解して作ることもできる。重曹は炭酸水素ナトリウムだから熱を与えて水素を飛ばせば炭酸ナトリウムになるからだ。


まあとにかくアルカリ性の水溶液を作ればかん水として使えるらしいことを突き止めた。😁


だからと言ってかん水を作りはしないし、小麦粉に入れて中華麺を作ろうとも思わないが…😅


知ってればいつかなんかの役に立つかも知れんから知っとって損はなかろう!😁


で、簡単に言って、小麦粉を水と塩だけで練ったものが「うどん」で、アルカリ水であるかん水を入れてグルテンを反応させたものを「中華麺」だということらしい。😅


YouTubeにはかん水の代用品で中華麺を使ってる動画もある。



ベーキングパウダーや重曹の成分もかん水と同じなのでできるらしい。😅


他にも、重曹を加えることでパスタやインスタント麺、乾麺などを中華麺のように食べられるという動画もあった。😅



ラーメンはまだ食えんが、色々と勉強になった一時であった!😆