塩で脂肪が消費されるという生化学的、あるいは生理的根拠がワシには不明だ、

脂肪は糖が糖解糖という体内の化学反応である代謝でピルビン酸からアセチルCoAとなって余ったらクエン酸になってからミトコンドリアの外に出た後CoAが取れて酢酸となり、それが連なって長鎖脂肪酸になる、

さらにその長鎖脂肪酸が三つとグリセリンがくっついて中性脂肪となり脂肪細胞内に蓄積される。

これは、身体が糖不足になった時用の非常エネルギー源で、糖が足らなくなった時、膵臓から出るリパーゼという酵素で中性脂肪が脂肪酸とグリセリンに分解され、単体となった脂肪酸が遊離脂肪酸として細胞内に運ばれてCoAがついてアシルCoAとなってミトコンドリア外膜内に入り、CoAが外れて今度はカルニチンとくっ付いてミトコンドリア内膜内に入った後、β酸化で炭素2個ずつに分解された後、クエン酸回路を回ってATP再生をしながら水素も供給していく。

こうやって脂肪は消費され減っていく、この流れで塩がどこで働き脂肪処理効率を上げてるのか説明してもらわないと分からない。

塩が作用して体重が減る理由に浸透圧の関係で水分が体内から出ていくことが考えられる。

体内で重いのはます筋肉、それから水分なので水が抜ければかなりの体重減少が見込まれる。

しかし、脂肪が抜けたり消費されたりする生化学的生理的根拠がワシには分からない。

塩をたくさん体内に入れると、ナトリウム過剰になり体は薄めるために水分を溜め込むようになるから浮腫む。

その上でナトリウムイオンとカリウムイオンのバランスが狂って神経内の浸透膜を挟んで対峙するカリウムイオンとナトリウムイオンの電位が無くなり電圧が0になることで筋肉の収縮が起こり血管が収縮して血圧が上がる。

また、酷いカリウム不足になった場合、筋肉の収縮で痙攣を起こしてしまう。

だから、バランスを壊すほどのナトリウムはあまり体に良くない。

とにかく、塩の摂取で生化学的生理的にどう作用して脂肪が消費されるのか説明と実証がないと単に販促のためのイメージ戦略としか見えないのでちゃんとした実証を伴う説明をして欲しい。