3Dプリンターでの装具作りは10年前、ワシが足を失った頃から始められていた。
子供の義手を作るのに大学生らが成功している。かかった費用は三万程度。
これなら子供の成長に合わせて度々作り変えることも可能だ。
だから、義足も可能だと思った。
しかし、当時の装具師はできないと言い切っていた。ワシはそれでもできると確信していた。
そして今、フィリピンやウクライナに3Dプリンターで作られた義足が提供されている。
これがいかに画期的か!
値段は4万円程度、期間は最短で1日だ!その上で一人の装具師で同時に何本もの義足を作ることも可能だそうだ。
何と夢のような話だろう!
なぜこれが日本で普及しないのだろう。
装具師と関連団体と医師会と政治家の結託で、既存の権益を守ろうとする圧力があるんだとワシは推測した。
つまり、身障者のことは置き去りで、本来障害者に寄与すべき人々が自己の利益に固執しての妨害があるためだ。
酷い話だ!
だから、3Dプリンターでの義足製作という夢のような話の現実を多くの人に知ってもらって、さらに拡散して欲しかった。
茶飲み話の世間話の中でいい、ちょっとした立ち話でもいい、語ってくれるだけでよかった。
ビジネスチャンスであるとは思うが、それはできる者がすればいいことで、今は3Dプリンターでの装具製作が広まることを願った。
クソみたいなオヤジが
デブが何言ってもダメよ!痩せてから来い!
と言う。
デブだったら3Dプリンターの義足製作の話をしても説得力が無くて、痩せてたら説得力があるんだと!
ガリガリに痩せた人が言わないと3Dプリンターでの義足製作は受け入れないらしい。
でもそれ、違うだろ!
ワシがダメなら誰でもいいから広めて欲しい!
そう思ってあっちこっちで話している。