脂肪とは脂肪酸が三つとグリセリンが一つくっついた中性脂肪という形で体内にあるものを指すが、だいたい飽和脂肪酸でできている。


炭素量と水素量が飽和してるので飽和脂肪酸といい、飽和してるからまっすぐな分子で纏まりやすいから融点が高い!


ま、常温では固まってるやつの事を言う。


ラードとかバターとか…


こいつはなぜできるかというと、体内で糖が足らなくなった時のために緊急エネルギー源として糖解糖からできるアセチルCoAを酢酸にして16個ほど連ねたものだ。


長鎖脂肪酸ともいう。


だから、体内で糖解糖が行われている限り脂肪酸が使われることがなく、体内の糖を減らして一時的な飢餓状態を体に感知させ脂肪酸分解をさせてATP再生に使わせなければ減らない!


膵臓からのリパーゼという酵素で中性脂肪を脂肪酸単体(遊離脂肪酸)とグリセリンに分解して分け、遊離脂肪酸になった脂肪酸を細胞内のミトコンドリアに誘導して入れ、β酸化という作用でアセチルCoA一個一個に分解してクエン酸回路を回しATPを作っていく。


そうやって脂肪は消費され減る。


どうやってこれを活性化させるかが脂肪を減らしていくポイントになる。


体温が上がるのは体内の化学変化である代謝が活発になっているからであり、少なからずATPの加水分解でADPに変わっていることが起こっているから、そのADPをATPに戻すための作用が必要になり糖解糖かクエン酸回路でのATP再生が増えると考えられる。


だから、運動やカプサイシンなどで体温が上がると脂肪が減りやすい環境にはなる。


要はどうやって少しでもATPを使って減らすかが脂肪減少の鍵だから、ただカプサイシンだけで脂肪が減ると考えるのは妥当ではない。


長時間継続した運動でATPを減らすのが一番大事だとワシは思う。


軽い運動でいいから!


激しい運動は長続きしないから!


継続が大事だから!