日常で役立つ哲学の教えは?

『批判を避けたいのであれば、何もせず、何も言わず、何者にもなるべきではない』アリストテレス

この言葉は、批判を避けたいと思うならば、何も行動を起こさず、何も言葉を発しないで、他者と異なる存在になることを避けるべきであると示しています。

逆に言えば、自己を表現することにはリスクや批判がつきものであり、自分自身を持って他者と異なる存在になることは、批判を受ける可能性を覚悟しなければならないことを意味しています。

哲学的に表現すると

『批判を受けたいのであれば、何かをして、何かを言って、何者にもなるべきである』

とある習い事で、2名の女性が居られた。

Aさんは「私はできません。」と全てにおいて謙虚な人だった。が、やってみると案外できているらしい。

Bさんは「私はできる。」と全てにおいて傲慢な人だった。が、やってみると案外できていないらしい。

周囲の評判を聞くと、Bさんは言うまでもなく、周囲の人に対して正直に何かを言って、傲慢な印象を与える人になってしまったので、批判を受けることになるが、本音で接することが出来るタイプでもある。

Aさんは周囲の人に対して心にもない事を言って、謙虚な印象を与える人になってしまうが、本音で接することが出来ないタイプでもある。

Aさんは周囲にどう見られるのか計算して心にもない事を言って謙虚に見られる対応を心がけていたと思われるが、一部の周囲の人からは「できません。と言っている割にはちゃんとできているよね。」と批判を受けていた。

当たり障りない無難な対応でも、多少は正直に振舞った方が人間味があると思う。

そういった事例を知っているので、私は「○○はできるけど、○○はできません。」とハイブリッドな対応を心がけている。

傲慢すぎると基本的にドン引きされてしまう。

かといって謙虚すぎると本音で接することができず、周囲の人もそれを察し、表面的でしか仲良くしてもらえなくなる。

「できません。」を連呼するのは考えものだ。。。

 

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう