急きょ、大阪に打ち合わせに行くことになり、昼前にガソリン満タンにして車で出発。よく神戸辺りで渋滞に巻き込まれるので、阪神高速から、湾岸線に乗り換え大阪へ行くことが多い。
でも毎回、乗り継ぎで迷ってしまう。カーナビはルートを変えない限り、正規(乗り継ぎをしない)ルートを表示し続けるので、自分の頭で、どのインターで降りれば、一番スムーズに乗り継ぎできるのか、ある程度の勘と知識が必要だ。
結局、チョット迷いながら、今日も大阪に着きました。
「うなぎ」や「肉」の偽装のニュースがまた騒がれています。この手の偽装は、もちろん悪い事で、絶対に許してはいけないけど、商売をしている僕にとって、消費者側とは、少し違う意見もあったりする。それは、根本的なところが変わらない限り、偽装は無くならないだろうと。
このところ、経営者、とくに中小企業の社長は、ほんとうに、どことも厳しい環境の中、会社を存続させるのに必死になっています。以前なら雇われる側より、雇う側。サラリーマンより社長!とか。
しかし最近、雇用や社会の変化もあり、そうとも言えない『逆』の現象がおこっています。景気の良い時期より不景気な時期の方が目立つ昨今、経営(者)より、消費者や雇用者に対しての対策の方が、ず~っと手厚いのです。経営者も「人」、最後は全ての責任を背負うリスクを持ち、眠れぬ日々を過ごしています。
偽装した経営者の肩を持つわけでもないですが、彼らにも、雇用や品質に対して社会的義務を果たそうと努めたかもしれない。
でも、この速い環境の変化に耐えられず、経営を維持しよと、やってはいけない事についつい手をだしてしまったのだろう。
もし、中国での毒入りギョーザの事件がなければ、この「うなぎ」の偽装事件はなかったかも。
国や行政から何の助成もなく、中小企業だけでは、この問題を解決するのは難しいと思う。
今、企業の数がグングン減っているのも、以前より、税金、雇用、消費の環境が厳しくなっている現状を反映しているのだと思います。
そして、偽装など消費者を裏切るようなことをして、メディアに叩かれ、最終的にフカブカと頭を下げ、書類送検、そして倒産。罪を償うのは当然だが、こんな姿をみて、誰が、これから経営者になろうと希望を持って手をあげるだろう?
とりあえず、お風呂に。
ではでは。