先日行われた譲渡会に長子ちゃんが参加しました。


里親希望をしてくれたOさん御夫婦が譲渡会に来てくれました。


Oさんは先住猫ちゃんを亡くされました。


先住猫ちゃんを保護したのは先住猫のうめちゃんが約10歳頃だったそうです。


約4年半一緒に過ごしたそうです。


その際介護なども経験をしたとお聞きしました。


Oさん御家族が10歳のうめちゃんを保護した事に驚きました。


こんなに優しい御家族が居るのです。


私も弱音なんて言ってられませんね。



Oさん御夫婦は譲渡会で大人猫ちゃんを見に来てくれていました。


自分たちが年老いた時に最後まで面倒見れるようにと…。


そんな中、譲渡会に参加した長子ちゃんです。



譲渡会での長子ちゃん
子猫里親日記


長子ちゃんは譲渡会でゲージに入れられて、やっぱり気に食わない様子。


周りの子猫を威嚇します。(子猫相手に本気で怒っています)


生まれてからゲージに入れられた事がありません。


Oさん御夫婦が長子ちゃんを触ってくれました。


やっぱり「シャー」が出ました。


Oさんのお話だと先住猫ちゃんはとっても大人しい子だった様です。


長子ちゃんは相変わらず「シャー」を繰り返します。


これはきっとダメだ…。


大人しい猫ちゃんに比べたら「シャー、シャー」「ウー」と唸っている長子ちゃんを家の子に迎えてくれるはずは無いと思ったのです。


長子ちゃんからしてみれば、実家でのんびり寛いでいたはずが、キャリーバックに入れられ、今まで入った事のないゲージに入れられ、嫌な事をされたと思っているのです。


でも今日の出会いがあれば、幸せになれるのです。


Oさん御夫婦が他の猫ちゃんを見に行きました。


私はもう仕方無いと思っていたのです。


他の里親希望さんとお話しなどさせて頂いている時、またOさん御夫婦が戻って来てくれました。


御主人様から「長子ちゃんが気になると…」


これはチャンスかもしれない…。


「先住猫ちゃんが大人しかったので、こんな性格の子もありかな」


と御主人様が言ってくれたので、私は胸躍りました。


もしかしたら…。


「1度トライアルだけでもしてみませんか?」


大人猫の長子ちゃんをトライアルをしてから決めてくれてもいいと思ったのです。


Oさん御夫婦はとても悩んでいる様でした。


お話をしている間、私は猫ちゃんを希望して下さった里親さんと打合せになり、Oさん御夫婦から

離れました。


戻ってきた時はOさん御夫婦は会場にはいらっしゃいませんでした。


やっぱりダメだった…。


長子ちゃんはその日譲渡会では決まらず、実家に帰ってきました。


相変わらず、マイペースで高い所で寝ています。



数日後、里親希望の方から問い合わせがあったと連絡が来ました。


Oさん御夫婦でした。


信じられませんでした。


嘘のような現実…。


でも本当に長子ちゃんを希望してくれたのです。


その後、Oさん御家族と長子ちゃんをお届けする相談や長子ちゃんの食べ物の好みや使用しているトイレ等気にして下さったので、メールでのやり取りをしました。


お届けは今週の月曜と決めました。


お届け日が決まった後、台風が来ることを知り、Oさん御家族も心配してくれましたが、実家から近い事もあり、きちんと月曜日にお届けしたい気持ちでした。


雨だと夫が休みの可能性があるので、夫には何日も前から長子ちゃんのお届をお願いしていました。


台風の日、夫の運転で母と息子と一緒に長子ちゃんをお届けしました。


母と息子も一緒にOさんのお宅にお邪魔させて頂きました。


(息子が車に酔って、寝っころがったりしてすみませんでした)


長子ちゃんはOさんのお家で、腰を低くして家中を探索し始めました。


Oさんは長子ちゃんの為に手作りの段ボールのお家を2種類用意してくれました。


屋根がある物と無い物とまた猫ちゃん用のベット。


長子ちゃんをきちんと受け入れたい気持ちが溢れている愛情深い物ばかりでした。


元々高い所が好きな長子ちゃんですが、Oさんのお宅の台の上など身軽にジャンプする事には驚かれた様子で


「こんなに身軽で凄いな~」


とニコニコと感心したように言ってもらいました。



子猫里親日記


先住猫ちゃんはジャンプをしなかったと教えてもらいました。


長子ちゃんのジャンプは身軽で軽やかで物音ひとつしませんでした。


Oさんの家では「シャー」も言いません。


そしてダイニングの椅子に体をこすり付けてクネクネして甘えるような仕草を見せたのです。


子猫里親日記



子猫里親日記


譲渡会では見せなかった長子ちゃんの姿がそこにはありました。


母曰く「抱っこは余り好きではないけれど、撫でられるとゴロゴロするのよ」


兄と一緒にベットで良く寝ていた時、喉を鳴らしてくれていました。



長子ちゃんの本来の姿は甘えん坊なのかもしれません。


実家ではメロンや保護された子猫などが多く、充分に甘えられなかったのかもしれません。


本来のありのままの姿を見た様でした。


Oさん御家族に長子ちゃんを託し、お別れになりました。


Oさんにはお嬢さんがいらっしゃるので、早く会って御家族みなさんに可愛がってもらいたい…。



その夜、Oさんからメールを頂きました。


長子ちゃんは人間用のベットで眠り、起きてからご飯を食べ、きちんとトイレも出来たそうです。


長子ちゃんの為にキャットタワーを早速注文してくれました。



良かったね…長子ちゃん。



長子ちゃんは元飼い主の方が病気になり、預かった時は綺麗な子だしすぐ見つかると思っていました。


最初は保護宅でお預かりをしました。


ケンとモカの経験もあり、ご飯を食べてくれないのを心配して実家に連れてきました。


実家では長子ちゃんだけを可愛がる事が出来ずに寂しい思いをさせました。


でもこうやって嬉しい出会いが待っているのです。



先住猫ちゃんがうめちゃんと言う可愛い名前だったので、長子ちゃんもさくらちゃんという可愛い名前を付けてもらいました。


さくらちゃん…幸せになってね。


Oさん御家族のみなさん、どうぞ宜しくお願い致します。